子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 温度は適温
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 貸し切りなので子連れでも◎
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

秘境・秋山郷に点在する温泉としては入り口にあるといってよい。ただし秘境度は高い。川の対岸から見上げると、とんでもないところに一軒ポツンと建っている。さらに近づくと建物の前は崖になっているのが見えて、ますますよくまあこんなところに温泉宿を建てたものだと感心する。


しかも聞くところによると信じがたいことに通年営業。例年4メートルぐらい雪が積もるというが、2023~2024年の冬はちょっと少なくてそれでも2メートル。そんな宿までの道の雪、これを自分たちで雪かきするという。大変な苦労だ。

受付にはまだ「日本秘湯を守る会」の文字が残されていたが、既に退会しているようだ。そして2024年4月の訪問時には若旦那と思われる若いお兄さんが受け付けてくれたが、2025年11月に発表されたプレスリリースでは、4代目の吉野徹氏と早坂悠吾氏が、将来を見据え第三者への事業承継を決断。5代目和田泰明氏・早苗氏が継ぐとあった。

なので2026年からは日帰りの条件なども変わってくるかもしれない。

さて、逆巻温泉は「さかまき温泉」と読むとばかり思っていたが、「さかさまき温泉」と読むと知った。確かに読み方が違えば長野県の坂巻温泉と間違えにくい。あちらも日本秘湯を守る会の宿だった。

それはともかく、切明温泉 河原の湯から戻る途中に思い立って電話をしてみたら、今ならいいよと日帰りさせてもらえた。お風呂は一つしか使っておらず、それを貸切利用する。1組1時間。この時は清掃直後でまだお湯が溜まり切っていなかったが、そういうこともあるので本当はもっと余裕をもって電話をした方が良い。


とはいえ、連絡なしは一律お断りではなく、臨機応変に入れるときは入れてもらえるそうだ。ありがたい。

創業は江戸時代末期。もともと岩の裂け目から自噴していたお湯の周りを手彫りして、建物を建てて、洞窟風呂にしたという。

洞窟風のお風呂だけあって、ミストが漂う浴室内。お湯は無色透明で測ると43度ぐらい。奥に薬師の湯と書かれた本物の岩の洞窟風呂のようなものが見える。そこで湧いているのを管を通して浴槽へ入れているらしい。

ちなみに左端のパイプから出ているのも同じ温泉だが、ぬるい。非加熱の源泉かも。


また飲める温泉ということで、脱衣所にプラコップ有り。ほんのり遠くで優しいトゲの無い塩味。肌触りもなめらかだがヌルヌルもせず、キシキシもしない。


浴室の作り、温度、泉質、全てがあたたまり系で、それだけに長くは入っていられない。すぐにのぼせてしまう。そもそも洞窟風呂はのぼせやすいのに。とはいえ、浴室内では止まらなかった汗が、上がるとスーッと引きさっぱり爽やかに。


外にブランコがあり眺めがよい。それに湯上りに乗っていると妙にふわふわして気持ち良い。サウナじゃないけどととのいそう。お湯も浴室も宿の佇まいも全てひっくるめて印象的なところだった。

