子連れ家族のための温泉ポイント![]()
- 温度★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆ 熱湯の箇所もあるので注意
- 設備☆☆☆☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 夏なら子連れでも楽しいかも、寒い季節は勧めない
子連れ家族のための温泉ポイント![]()

秋山郷といえば長野県と新潟県にまたがる秘境。特に最奥の切明温泉は河原から温泉が湧出して、スコップで掘ればすぐに湯船が作れることで知られている。前から行きたいなぁとは思っていたけど、これまで切明まで行ったことはなかった。

この時は4月半ばで山にはまだ雪があった。天候はポツポツ雨が降っていて、切明に行く途中の宿や日帰り温泉は2軒ぐらいまだ冬季休業中だった。

切明温泉でスコップで掘る河原の野湯へ行くなら、雄川閣という宿の駐車場に停めて歩けと看板にあったのでそうすることにした。雄川閣もまた休業中だったので駐車場はガラガラだ。

車から下りたら傘をさして川を渡る。湯気の上がる雄川閣の露天風呂とおぼしきものが吊り橋から見えた。


さて、橋を渡ったもののそこからどう行けばいいのかわからない。看板の適当な図解によると吊り橋の袂あたりから河原へ下りれそうだ。

しかし下りようとすると雪が思ったより深く、2回ほどずぼっと足が埋まった。ベージュのチュールのロングスカートとか履いてこんなところに来るやつは他にいないか。仕方ないのでスカートのすそをゴムで縛って先へ進む。

河原には下りれたものの雪解けの川の水は冷たくどこにお湯が湧いているのかわからない。対岸の雄川閣の露天風呂の他に中州のようなところに石を組んで湯船を作ったような人工物があるように思えるが、冷たい川を渡って中州に行くのは無理だ。

途方に暮れていたら夫がいったん上に上がったところから川に沿って歩くと、また河原に下りれそうな場所があるというので戻り、雪の上を少し歩く。少し先からもう一度河原に下りて、さらに上流を見ると、なんと岩の間に湯気が上がっているではないか。あれか!


そこで湯気まで進むと、ヒューム管のような人工物の円形の浴槽のようなものを中心に、両側に手作りの岩風呂のようなものがある。円形で囲まれた内側からはポコポコとお湯が湧いている。やった、これだ。

川に向かって左はぬるいと夫がいうので上流から右側に回る。すると下りれそうなところに砂地で浅い湯船があり、そこはちょうど43~44度と適温。夫は「足湯にしとけ」と言うけど、ここまで来たら入るでしょ。
「俺は入らないよ」
「あっ、はい」」

オーストラリアや尻焼温泉で勇気もウェアも無くて野湯に入れなかったことを未だに後悔してるんだ。もちろん準備は万端、ちゃんと湯あみ着を持参したよ。というわけでチャ~レンジ!

砂地の湯船は浅いので、すぐ隣の円形の部分に隣接している方に移動。こちらは普通のお風呂ぐらいの深さがあるが、熱くて冷たい。というのは円形の部分から溢れてくるお湯は激熱で、川の水が冷たくて、攪拌するとやっぱり冷たすぎ。じっとしていると部分的に熱湯が流れてくるので、なかなか落ち着けない。円形の内側は測ると軽く55度を越えた。

ここでしばらく粘り、最後は浅いけど砂地のところでしゃがんで上半身にお湯を掛けて上がった。私はほとんど野湯に行くことはないので、着替えは下が土や泥なので苦労したが、まあまあ面白い体験だった。

雪が残っているとはいえ、寒い日じゃなくて良かった。雨もいつにまにか止んでいた。お湯のにおいや入っている時の肌触りは特に感じられるものはなかった。川の水で大量加水しているせいもあると思う。ただし湯上りは妙に全身つるつるになった。
