渋温泉【外湯】八番湯 神明滝の湯

九湯巡りの八番目の外湯 渋大湯の斜め向かいで温泉街中心地にある

  • 所在地 長野県下高井郡山ノ内町平穏 渋温泉 TEL 0269-33-2921(渋温泉旅館組合)
  • 泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉 源泉 神明滝の湯
  • 入浴可能時間 6時~22時(清掃時除く)
  • 設備等 男女別内湯
  • 入浴料 渋温泉宿泊者は宿から貸し出られる鍵を使用して無料で入浴できる
  • ※基本的に渋温泉宿泊者以外は利用できないことになっています
お得情報渋温泉湯めぐりに便利な渋温泉共同浴場マップも併せてご利用下さい。他の渋温泉共同浴場情報を調べる目次としても利用できます。

[2015年5月のデータ]

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  • 温度★☆☆☆☆ 泉質★★★★☆ 温度は熱い
  • 設備★☆☆☆☆ 雰囲気★★☆☆☆ 

渋温泉共同浴場 八番湯 神明滝の湯 体験レポート

渋温泉 神明滝の湯の外観 神明滝の湯の脱衣所
渋温泉 神明滝の湯の外観と脱衣所。外観画像はクリックで拡大。

 神明滝の湯は八番湯。大湯のほぼ斜め向かいにある。
 神明山から湧き出すから「神明」、昔は打たせ湯にしていたことから「滝」で、あわせて神明滝の湯となる。婦人病に効き目があり、子宝の湯とも言われる。
 大湯とともに渋温泉の中心地に位置するので、入りに来る人も多いのではないだろうか。

 2004年に入ったときの第一印象は、とにかく明るい。
 壁のタイルや簀の子の木がまだ新しいからそう思うのだろう。秋の日は短い。もうそろそろ外は黄昏時だ。他の外湯よりここは電気もこうこうとついていて明るさを感じた。
 お湯はほぼ透明で、金気臭がする。味は金属の味に加えて苦みがあった。
 熱さはそれほどでもなかった。

渋温泉神明滝の湯の浴室 渋温泉神明滝の湯の湯口
渋温泉 神明滝の湯の浴室。浴室全体の画像はクリックで拡大。

 2014年に来た時は誰も先客がおらず、夜だったのでひっそりとしていた。
 初湯と同様木の印象の強い浴室で、浴槽も木製、床も板張り。壁はタイルだが床に近い辺りは温泉成分で黄褐色に染まっている。

 ここのお湯は最初から適温だった。
 蛇口の水は止まっているが、湯口の樋には湯量を絞るための札がはめ込んである。
 わずかな金気臭。逆に硫黄っぽいにおいは無い。
 比較的穏やかな印象のお湯だった。

神明滝の湯の天井 渋温泉入浴指南
神明滝の湯は10年前と何も変わっていないように見えた

 といっても、翌朝入りに来た時は、やっぱり例にもれず激熱になっていた。
 ちょっと白濁して見えるお湯を桶で汲んで指を入れて思わずため息をつく。これはまた相当水を入れないと入れそうにない。

 適温より気持ちぬるめにしてふーっと一息。浴槽の木の縁にもたれかかる。もうじきこの旅も終わりだぁ。
 ちとぬるめすぎたかなと心配になったころ、次の入浴客が浴室に入ってきた。
 はっ、これは観光客じゃなく地元の人。既にぬるくなっていたので蛇口の水は止めてあったが、すいません、水、入れすぎましたと内心青くなる。

 私は上がって代わりにその人が入った。
 どうするのかなと思っていたら、その人はいきなり湯口の樋の札を外して熱湯源泉全開にし、一方、水の蛇口も開けて、その両方を桶ですくって混ぜ合わせ、自分に掛けていた。
 あっ、なんか通な感じ。

 さあ、ラスト、結願湯 渋大湯へ行ってみよう!