子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 温度はもしかしたら渋温泉外湯の中ではぬるめかも
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
渋温泉の温泉街でも、安代温泉寄りの西の外れにある三番湯が綿の湯。
切り傷やおできのわた(かさぶた?)がよく取れることから綿の湯と命名されたという。皮膚病によく効くそうだ。
独特のカーブを描く屋根。渋温泉外湯にお揃いの、紺の暖簾と幟がかかっている。
大きな木のホルダーが付いた鍵で開けて入ると、これは吃驚、狭いながらも脱衣所にベビーベッドがある(何故か脱衣カゴが乗っているが)。
浴槽の縁は大理石、底はタイル、お湯はほのかに白濁していて底がうっすらと見えている。
温度はさぞや熱いのかと思えば、ちょっと熱めぐらいの適温。鮮度の良い金気臭がして、味も金物をなめたような味。湯口に鼻を近づけると、こちらからは少しゆで卵の臭いもした。
湯口の下に木の枠があり、湯はそこから真っ直ぐ浴室の床へ流れ出ている。浴槽にはどこから入っているのかと思えば、部分的に枠の隙間からぼたぼた垂れているだけ。湯口のお湯が全部浴槽に入ったら、さぞや熱かろう。
適温である分、投入量が少なくなまっているのかもしれない。
この三番湯は2014年に再訪した時も適温だった。
ここは一番湯、二番湯と同様に水の蛇口は止められていたが、浴槽のお湯は全然熱くなかった。
一番湯が木、二番湯がタイルだとしたら三番湯は石だ。
湯口も石でやっぱり湯量を調節することはできない作りだったが、元々出ている湯量がそんなに多くない。水で埋めなくても十分入れた。
もしかしたら先客ががんがん薄めたからなのかもしれないけど。
ここへ来てようやくハーッと一息つけた。
安心してゆったりと入れる。
正方形に近い湯船は内側はタイル張りだが縁は黒御影、壁も下の方はごま塩柄の石だ。
お湯はわずかに白濁して見える。
焦げたような硫黄のにおいがして、べたべたする肌触りがある。
浴室の高いところに板に手書きの温泉分析表がある。
こういう感じが外湯っぽくて好き。
さあ、次、四番湯へ行ってみよう!