渋温泉【外湯】三番湯 綿の湯

九湯巡りの三番目の外湯 渋温泉の外れ、一番安代温泉寄りにある

  • 所在地 長野県下高井郡山ノ内町平穏 渋温泉 TEL 0269-33-2921(渋温泉旅館組合)
  • 泉質 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉 源泉 渋温泉総合源泉(比良の湯・薬師の湯・とんびの湯混合)
  • 入浴可能時間 6時~22時(清掃時除く)
  • 設備等 男女別内湯
  • 入浴料 渋温泉宿泊者は宿から貸し出られる鍵を使用して無料で入浴できる
  • ※基本的に渋温泉宿泊者以外は利用できないことになっています
お得情報渋温泉湯めぐりに便利な渋温泉共同浴場マップも併せてご利用下さい。他の渋温泉共同浴場情報を調べる目次としても利用できます。

[2015年5月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★★★☆☆ 泉質★★★★☆ 温度はもしかしたら渋温泉外湯の中ではぬるめかも
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ ベビーベッドあり

渋温泉共同浴場 三番湯 綿の湯 体験レポート

渋温泉 三番湯 綿の湯の外観 渋温泉綿の湯の脱衣所
渋温泉 綿の湯の外観と中。外観画像はクリックで拡大。

 渋温泉の温泉街でも、安代温泉寄りの西の外れにある三番湯が綿の湯。
 切り傷やおできのわた(かさぶた?)がよく取れることから綿の湯と命名されたという。皮膚病によく効くそうだ。

 独特のカーブを描く屋根。渋温泉外湯にお揃いの、紺の暖簾と幟がかかっている。
 大きな木のホルダーが付いた鍵で開けて入ると、これは吃驚、狭いながらも脱衣所にベビーベッドがある(何故か脱衣カゴが乗っているが)。
 浴槽の縁は大理石、底はタイル、お湯はほのかに白濁していて底がうっすらと見えている。

 温度はさぞや熱いのかと思えば、ちょっと熱めぐらいの適温。鮮度の良い金気臭がして、味も金物をなめたような味。湯口に鼻を近づけると、こちらからは少しゆで卵の臭いもした。
 湯口の下に木の枠があり、湯はそこから真っ直ぐ浴室の床へ流れ出ている。浴槽にはどこから入っているのかと思えば、部分的に枠の隙間からぼたぼた垂れているだけ。湯口のお湯が全部浴槽に入ったら、さぞや熱かろう。
 適温である分、投入量が少なくなまっているのかもしれない。

渋温泉綿の湯の浴槽 渋温泉綿の湯の手書きの温泉分析表
渋温泉 綿の湯の浴室と手書きの分析表

 この三番湯は2014年に再訪した時も適温だった。
 ここは一番湯、二番湯と同様に水の蛇口は止められていたが、浴槽のお湯は全然熱くなかった。
 一番湯が木、二番湯がタイルだとしたら三番湯は石だ。
 湯口も石でやっぱり湯量を調節することはできない作りだったが、元々出ている湯量がそんなに多くない。水で埋めなくても十分入れた。
 もしかしたら先客ががんがん薄めたからなのかもしれないけど。

 ここへ来てようやくハーッと一息つけた。
 安心してゆったりと入れる。
 正方形に近い湯船は内側はタイル張りだが縁は黒御影、壁も下の方はごま塩柄の石だ。
 お湯はわずかに白濁して見える。
 焦げたような硫黄のにおいがして、べたべたする肌触りがある。

渋温泉綿の湯の湯口 渋温泉綿の湯の湯口
綿の湯の湯口 左が2004年、右が2014年のもの。2014年は下の樋が無くなっていた。

 浴室の高いところに板に手書きの温泉分析表がある。
 こういう感じが外湯っぽくて好き。

 さあ、次、四番湯へ行ってみよう!