子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 湯口は熱いので注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★★ 脱衣所にベンチあり、貸切家族風呂あり
子連れ家族のための温泉ポイント
まずお湯の色の綺麗さにびっくり。まさに翡翠の原石みたいな色。お仕事の撮影で伺ったので早朝だったが、朝の光に照らされて溜息が出るほど綺麗だった。
旅館こうの湯は黒川温泉の温泉街からは少し離れた一軒宿のような静けさが味わえる立地。お部屋はたったの9室で、その全室が露天風呂付きという高級感のあるところ。
それでも別途大浴場と貸切風呂はあるし、大浴場は普通に日帰りを受け付けてくれるところが、みんなで露天風呂を共有しようという精神の黒川温泉らしい。
で、日帰りが可能なのはこの「森の湯」という男女別の大きな露天風呂。そして露天風呂に付属する立ち湯だ。立ち湯は男湯162センチ、女湯は130センチぐらい。特に男湯は日本一の深さらしい。
こうの湯のスタッフに深い立ち湯は珍しいでしょうと言われて、確かに全国的には珍しいと思うけど、黒川温泉は深い立ち湯好きよね。いこい旅館にも樹やしきにも深い立ち湯があった。ちなみにこうの湯の立湯は女将の気まぐれで実現したらしいぞ。
岩風呂の露天風呂は43.5度と広い割に熱め。湯口は3本あり、手前の湯口はほとんど出ていない。真ん中は50度、奥は60度と激熱で、特に奥からは顕著な金属臭とちょっと薬っぽいにおいがする。真ん中の湯口と実際の浴槽はあまりにおわずすべすべとした手触り。
岩風呂には洞窟のように凹んでいるところがあり、そこに入るとなんだか落ち着く。中から外の露天風呂を見ていると瞑想したくなっちゃうほど。
岩風呂が綺麗な翡翠色なのに対し、立ち湯は同じ源泉なのにほぼ透明。深さのわりに表面積が少ないので酸化しないのではないかという話だった。ということは、より鮮度感あり?
この立ち湯のところにちょうど日が差し込んでお湯が儚くキラキラと光っていた。撮りたかったけどうまく撮れぬ。
立ち湯は41.5度ほどで、入っているとふわふわと浮力を感じる。ウグイスの鳴き声が聞こえた。ここは桃源郷か?