箱根強羅温泉強羅館

子連れ家族のための温泉ポイント

箱根強羅温泉強羅館体験レポート

強羅館の外観

「箱根で気軽に日帰り白濁泉に入ろうと思うとちょうどいい」と、友人のえんぴつちゃんが、以前言っていた。確かにそれはよくわかる。

箱根に白濁したお湯のイメージがある人もいるけれど、基本的に白濁しているのは大涌谷などの造成泉と、他は芦之湯や湯の花プリンスなどごくわずか。そしてこの強羅館は強羅駅から徒歩でアクセスできて日帰り受付時間も長めなのが使い勝手の良さに繋がっている。、

箱根強羅公園から強羅駅に繋がる坂道

しかし、強羅館に以前立ち寄ろうとしたときは、事前に電話して断られたんだった。たまたまお湯を落とすのが遅くなって、今日は日帰りの受付時間を1時間送られると言われて、それで1時間後じゃ間に合わないから箱根町老人福祉センターやまなみ荘に行ったんだった。

強羅館の入口

今回は箱根強羅公園から強羅駅まで歩いて降りる途中、なんとなく気が向いて寄ってみた。

やまなみ荘と同じ箱根温泉供給公社の造成混合泉。これを非加熱非加水で掛け流しにしている。浴室は湯気がすごすぎ。何も見えないレベルまでミストが発生していて、まるでミストサウナの中にいるみたい。

浴槽はわりと大きく、レトロな柱が立っている。作りは四角いが、中央が途中まで仕切られていて、湯口から遠い方が浅く寝湯になっている。寝湯の処はお湯の中に白い粉がたくさん溜まっているのが判る。

お湯は灰色の白濁湯。酸っぱいにおいの中に少し硫黄臭。指がすぐにしわしわになっちゃう。湯口のお湯をなめてみると、最初感じる酸っぱい中に、後からしょっぱさが残る味。塩分のせいか、足がちりちりしてきたぞ。

湯上がりも手から酸っぱいにおいがする。温泉に入ってきたことがバレバレになるタイプのお湯だ。

女将さんに日帰り入浴をやらない日や時間について聞いてみたところ、水曜と木曜は休みのことが多い、朝は10時半からとしているけれど、泊まり客で混んでいる日は、日帰り客をお断りしたり待ってもらったりすることもあるのだそうだ。