草津温泉 恵の湯【共同浴場】

特に熱いと評判の万代鉱源泉の外湯

  • 所在地 群馬県吾妻郡草津町草津 TEL 0279-88-0800(草津温泉観光協会)
  • 泉質
     ・万代鉱源泉 酸性-塩化物・硫酸塩温泉(低張性酸性高温泉)
  • 設備等 男女別内湯
  • 入浴料 無料(感謝とマナーを忘れずに)
  • 観光客利用可能時間 10:00~15:00、21:00~8:00
  • 清掃時間(利用不可) 8:00~10:00(前後する可能性有り)
  • 地元専用時間帯(利用不可) 15:00~21:00
  • 注意事項 基本的には地域住民のための施設であることを理解してご利用ください。汚したり騒いだり違法駐車したりしないようお願いします。
お得情報草津温泉湯めぐりに便利な草津温泉共同浴場マップも併せてご利用下さい。他の共同浴場情報を調べる目次としても利用できます。

[2015年2月のデータ]

子連れ家族のための温泉ポイント温泉ランキング

  • 温度★☆☆☆☆ 泉質★☆☆☆☆ 刺激があるので少し注意、お湯は熱いことが多い
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★☆☆☆  脱衣所にベビーベッド代わりのおむつ替え台あり

草津温泉 恵の湯 体験レポート

草津温泉 恵の湯の外観 草津温泉 恵の湯の看板
住宅地の中にある共同浴場 恵の湯の外観

 恵の湯の場所は草津温泉の東南方面。
 中之条町に至る国道292号線を、つつじ亭の手前、右にワンディ美津木のある信号を右斜め前方に入ると、右手に夏に寄った睦の湯があるが、この道をそのまま真っ直ぐ進むと恵の湯は左手にある。
 割と近い。睦の湯からは歩いてすぐだ。

 この二ヶ所の共同浴場、同じ通りで比較的近所にあるが、引いているお湯は違う。
 睦の湯が湯畑源泉、恵の湯は万代鉱源泉だ。
 湯畑前の御座之湯なんてこの二本の源泉の両方に入れることを売りの一つにしているのだから、睦の湯と恵の湯を両方入り比べるとお得かもしれない。こっちは有り難いことに入浴料無料だし。

 恵の湯は道が二股に分かれて、道なりに進むなら右に行くところを細い方を直進して最初の建物だ。
 二股のところから湯気抜きの付いた茶色っぽい建物が見えればそれがそうだ。湯煙が上がっているからすぐにわかった。

草津温泉 恵の湯の脱衣所 草津温泉 恵の湯の浴室
シンプルな浴室

 恵の湯の前に来ると、ちょうど観光客らしいカップルが出てきたところだった。
 何だかこうちょっと様子が変。変って言うほどじゃないんだけど、お風呂上りで満足した感じが無い。
 向こうもこれから入ろうとする私をちらっと見ながら去っていってしまった。何か言いたげな感じだったけれども。

 なんだったんだろうなぁと思いながらドアを開けるといきなりブザーがなってビクッとなる。出入りの度に鳴るらしい。
 脱衣所に入ると使用中の籠が一つ。どうも先客がいるようだ。
 「おはようございます」
 挨拶をして浴室に移動すると、長方形の浴槽の端に頭に使い捨てのヘアキャップを付けた私よりは年上の女性がしゃがんでいた。
 地元の方かな?と思いながら少し離れて掛け湯をする。
 うっ、熱い。
 昨日と違って今日は比較的ぬるめのお湯ばかりだったので恵の湯の熱さは堪える。
 これはまたきりりと半端ない熱さだな。

 私が掛け湯している間に先客はお風呂の中に入った。
 私もまさかここでへたれて水を入れるわけにはいかない。頑張って入った。くーっ、熱いわ。

草津温泉 恵の湯の天井

 熱いお湯に入ると膝下が痛み出す。
 しかも問題はお湯の温度の高さだけじゃない。湯口が全開マックスですごい勢いで熱湯源泉が追加されているので浴槽の中のお湯も対流しまくっちゃってる。
 これがまたきつい。次々あらたな熱湯が押し寄せてくるんだもの。

 流石に一度はすぐに出た。
 出て一息ついて、それからまた入る。本当に熱い。しかも相手は草津の中でも刺激的な万代鉱だ。

 実は地元ではなく草津常連の旅行者だという先客の方曰く、「熱いお湯に入りたくて10時ちょうどに来たらまだ清掃直後でお湯が溜まっていなくて、ずっと溜まるのを待っていたの。ちょうど今、いっぱいになったところ」とのこと。

 そ、そうだったのかー。
 どうりで湯口全開でバシャバシャ熱湯を出しているわけだ。
 ちなみに私が入る時に入口で私の方を見ながら帰っていってしまったカップルは、やはりお湯が溜まっていなかったので待っていて、待ちきれなくて諦めて帰っていってしまったのだそうだ。

 前回の草津の時に白旗の湯で体験したけど、共同浴場の清掃時間は目安程度だと思っていた方がいい。
 予定時間より早く始まることもあるし、遅く終わることもある。
 そして私たちは本来地元の方のためにある外湯を無料で「もらい湯」させてもらっている立場だ。