子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★☆☆ 泉質★★☆☆☆ 温度は適温熱め、泉質は酸性なので少し注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
「大東舘」は草津温泉の中でも大型の宿泊施設の1つで、湯畑下流という恵まれた立地に建っている。実は現群馬県知事・山本一太の母方の実家がこの大東舘だったのだが、2009年に倒産、現在はマイステイズ・ホテル・グループの傘下に入って再開している。
老舗旅館だとは思うが、もともと草津和風村に代表されるようなかっこいい木造建築の外観ではなく、いかにも昭和中期~後期のコンクリの建物だ。
同じマイステイズ・ホテル・グループの「草津温泉ホテルリゾート」に泊まると無料で「大東舘」のお風呂にも入れてくれるというので、シャトルバスに乗って行ってみた。ちなみにシャトルバスに乗ったのは行きだけで、帰りは温泉街の居酒屋「たに咲」で飲んだくれてから歩いてホテルに戻った。
源泉は湯畑源泉なので、万代鉱源泉の草津温泉ホテルリゾートと"はしご"すると両方入れることになる。
内湯は2つの湯舟を合体させたような形をしていて、接合部分がライン状に浅くなっている。お湯が表面しか行き来しないので、自然に温度に差が出るように作られている。
露天風呂は内湯から行く場合は浴槽の中を歩いてドアまで、あるいは脱衣所から直接出ることもできるようにしてあった。露天風呂とはいっても、壁も屋根もあるので隙間から風が入るだけの内湯とあまり変わらない感じだけれども雰囲気はなかなか良い。
お湯はほぼ透明で白い湯の花が舞っている。温度は熱めで鮮度感も高い。今日の昼間に入ってきた同じ湯畑源泉の共同浴場「千代の湯」より鮮度が感じられるほどだ。
少しばかりぬるっとくる感触もあるが、万代鉱源泉ほど強烈じゃない。もうちょっと肌辺りは柔らかい。
湯上りに外へ出て、大東舘の建物に併設された「縁日村」という存在に気づいた。どうも温泉街のレトロゲームセンターみたいな位置づけらしい。1階は明かりがついていたが2階の入口の階段にチェーンが渡されていて営業していなかった。階段の上は壁が壊れている感じでなんとなくもう営業しないような雰囲気だけどどうなんだろう?