子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度☆☆☆☆☆ 泉質★★★★★ とにかく激熱なので、かなり水でうめないと赤ちゃん・子供の入浴は無理
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★★☆ ベビーベッド完備、休憩室は無い
子連れ家族のための温泉ポイント
最初、なんでこんなところにあるんだ?と思った。えらいアングラっぽい雰囲気。いやいや前衛的とかじゃなくて、言葉通り地下っぽい。
飯坂温泉には9ヵ所の共同浴場がある。切湯は5ヵ所目に入った。一番妙な場所にあったという印象の外湯。摺上川の川沿いという点では普通だし、対岸には波来湯も見えている。なのに何なのだ、この隠れ家みたいな、工事現場みたいなダークな雰囲気は。
階段を少し下りて、入浴券の自販機があって、受付があって、浴室はさらに階段を下りる。受付の人に女湯は子連れが一組いるだけだが、男湯は混んでいるからと言われる。とても浴室が小さいので、受付で調節しているようだ。「お金を払わず見に行ってみて、入れたら料金は後払いでいいから」とも言ってくれる。良心的だ。
待つくらいなら俺はいいやと夫は諦め(さっき仙気の湯に入ったばかりだし)、私一人だけが階段を下りて浴室に向かった。ますます薄暗い感じだし、一番奥には神棚がある。
女湯にいたのは地元の若いお母さん。熱湯で知られる飯坂でも、さすが地元の赤ちゃんは入れるんだねと内心舌を巻く。
お母さん曰く、何故か来たらお湯が抜けていて今貯めているところ。貯めるのに時間が掛かってしまったと。それはまたとびきり鮮度が良さそうだ。
2~3人でいっぱいの長方形の浴槽が一つ。シャワーはおろかカランも無し。浴槽の正面に天井から続くパイプの湯口があり、えらい勢いでザバザバ出ている。温度計はアナログで48度を超えている。ホントかい。
ホースが突っ込まれ、お湯を入れて重さを増した桶で押さえてある・・・が、水はほとんど出ていないよう。うーん、入れるだろうか。
なんとか入った。あっつっっい。でもさっき仙気の湯で熱い湯に慣らしてきたから。それがなかったらムリだった。それがあっても入りっぱなしはムリだぁ。
甘い石のにおい。すべる手触りは少し弱い気もするが、とにかく鮮度感がある。もう肌はつるつるだ。
赤ちゃん連れのお母さんと少し話したが、飯坂温泉は遠くから通う人が多い、お湯もいいしねって、納得。