元湯 猿倉温泉

青森県の秘湯、乳白色の豊富なお湯は十和田湖の焼山温泉郷にも供給

  • 所在地 〒034-0301青森県十和田市奥瀬猿倉1 TEL 0176-23-2030(9~19時)
  • 公式サイトURL http://sarukura.net/
  • 泉質 石膏硫化水素泉(硫黄泉)
  • 日帰り利用料 大人500円、小人(小学生まで)300円
  • 日帰り受付時間 9:00~15:00
  • ※ 冬季休業(4月下旬~10月末日のみの営業)
  • ※ 清掃の為、日によっては大浴場の片方を利用できないこともある
  • 設備 男女別内湯、男女別露天風呂、サウナ、食事処(昼食プランとして前日までに予約)土日祝日は蕎麦もあり
[2002年8月のデータ ただし日帰り料金・日帰り受付時間は2015年3月のデータ]

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  • 温度★★★★☆ 泉質★★★☆☆ 浴槽によってはかなりぬるいものもある
  • 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆ 思ったほどお風呂に秘湯の雰囲気はないが、お湯はとても良い

猿倉温泉 体験レポート

猿倉温泉の外観

 酸ヶ湯谷地と八甲田山麓に湧く有名な温泉の中で、少し地味な印象もある猿倉温泉。けれど晴れた日に、露天風呂に入りたいなぁと思ったら迷わず向かっても良いのではないだろうか。
 日の光の下で、青みがかった白濁の湯は本当に綺麗だ。
 ここは冬季休業。暖かい時期にしか、楽しむことができない。

 山小屋風の建物を想像していたが、かなり新しい感じだ。本館の右手にはコテージ風の半独立の棟が並んでいる。
 通りすがりに見かけた酸ヶ湯は、既に朝から混雑している風だったが、こちらは落ち着いている。入り口でビニール袋にキュウリを沢山詰めて、冷水で冷やしている。

 ここは入り口入ってすぐのところに露天風呂だけの浴室が、また廊下を行った先に、内湯と露天風呂とサウナの浴室がある。すべて男女別になっているので、混浴はちょっと・・という人にも猿倉はお勧めかもしれない。

 先を急がねばならなかったので、あまりゆっくりできないと思い、手前の露天風呂のほうに入ることにした。

猿倉温泉の露天風呂 猿倉温泉の露天風呂

 上と下に二つ浴槽があって、上はぬるめ、下は気持ち程度熱め。でもどちらも子供が入るのに適当な温度と深さだ。
 酸ヶ湯などに比べるととても軽い感じの湯で、見た目のインパクトはあるが、のんびり何時までも入っていられそうだ。

 上の湯は、青みがかった白濁。しかし、底は見える。飲専用コップがあったので飲んでみると、ゆで卵のような匂いから想像されるとおりの、ゆで卵のような味。
 下の湯は、あまり濁っておらず透明度が高く、非常に綺麗な淡い青色。こちらは匂いも味も上の湯より少し薄く、白い細かい湯の花が少し舞っている。
 残念ながら開けた展望はあまり無く、斜面の緑を見て湯に浸かるという感じだ。

 猿倉と言えば湯量が豊富なことでも知られる。
 十和田湖の焼山温泉郷の湯は猿倉が供給しているものだ(元湯 猿倉温泉のお風呂で使用しているものとは別源泉)。

猿倉温泉の露天風呂 猿倉温泉の内湯

 入る時間はなかったものの、ほかのお風呂も見学だけしてきた。
 内湯は手前がぬる湯浴槽で、奥が熱い湯。ここには露天風呂もあって、たぶんここの男湯側が八甲田山の主峰 高田大岳を臨みながら入浴できる露天風呂になっているのだ。でも女湯の展望は、さっき入った方とさして変わらない。露天風呂はかなりぬるい。
 こちらの湯は白濁が強い感じだが、ぬる湯は特に黄色みがかった濁り湯だった。
 天然蒸し風呂というのもあってちょっと気になった。ドアを開けた感じは普通のサウナのようだけど、地面から出ている本物の蒸気を使っているのかな?

 外に出ると、四歳の長女が、おいしいお水があるよと呼びに来た。
 キュウリを冷やしていた水を宿の方が汲んでくれた。猿倉の涌き水だ。
 のぼせた体に、冷たい水がすーっと吸いこまれていく。猿倉を出たら、青森を離れ、宮城まで南下する予定だ。
 青森最後に選んだ湯が猿倉で良かったと思った。

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