谷地温泉

日本三大秘湯 足元自噴の霊泉と、濁り湯の白濁泉がある

  • 所在地 〒034-0303 青森県十和田市法量谷地1 TEL 0176-74-1181
  • 泉質 単純硫化水素泉
  • 日帰り利用料 大人500円
  • 日帰り受付時間 10:00~17:00
  • 設備 男女別内湯、食事処、売店
  • ※2015年11月から2016年4月の期間限定で毎月2日12日26日は女性感謝DAYと銘打って、午前10時から午後5時まで男女の浴槽を入れ替える。即ち日帰り入浴利用の女性でも足元自噴泉に入浴できるチャンス。

[2015年8月のデータ 2015年12月一部のデータ追記]

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  • 温度★★★★★ 泉質★★★☆☆ 霊泉はぬるめ。白濁泉も熱くは無い
  • 設備★★★★☆ 雰囲気★★★★☆ 脱衣所にベビーベッド(おむつ替え台)あり、静かに入っていなくてはいけない雰囲気ではある

谷地温泉 体験レポート

谷地温泉の外観 谷地温泉の自家発電室
霧の中の谷地温泉と谷地温泉の自家発電室。谷地温泉外観はクリックで拡大。

 谷地温泉は霧の中に建っていた。すっぽり霧に埋まっていた。
 ここは登山道の入口らしく山小屋風の建物。
 登山名簿に記入する受付や、自家発電の発電小屋などがある。
 あと何故か、「はなのお家」という空っぽの犬小屋が。

 建物の中も山小屋という雰囲気だった。まだ時刻は夏の午後の3時過ぎなのだが、霧に包まれているので黄昏時のようにどこもかしこも薄暗い。

谷地温泉の入口 谷地温泉の受付と売店
谷地温泉の入口と、受付及び売店

 谷地温泉はつい先日まで伊藤園ホテルズの経営だったが、2015年に沖縄でリゾートホテルを経営する南風見観光に売却され、私が訪れた同年8月はまだ宿泊業を再開してわずか2ヶ月しか経っていない時期だった。
 実はこの旅行の計画段階では谷地温泉に宿泊することも検討していたのだが、普通にじゃらんや楽天といった仲介業者のサイトに谷地温泉の名は掲載されていたので、まさかその時は新たなスタートを切ったばかりだったとは知らなかった。

 ところで谷地温泉の男性用浴室入口には
 「全国的にも大変珍しい足元自噴泉の源泉浴槽(男湯)
 毎日午後5時半より午後8時半まで女性専用浴室として解放いたします」とある。
 せめて混浴なら入れるだろうに、男性限定か。泊らないと女性は極上湯に入れないってこれ、鹿児島の妙見石原荘もそうだったなぁ。

谷地温泉の自噴泉の説明看板 谷地温泉の女湯暖簾
谷地温泉の足元自噴泉の説明看板と、浴室暖簾。暖簾の写真はクリックで拡大。

 とりあえず女湯に移動すると、木造の使い込んだ非常にいい感じの浴室があった。薄暗い。
 脱衣所はベビーベッドあり。
 階段を2、3段降りたところにまず掛け湯槽があり、衝立で仕切られて手前と奥に四角い木の浴槽があった。

 手前が熱い白濁泉。奥がぬるい霊泉(男湯はこの源泉が足元湧出)。
 みんな奥の霊泉に入っているようで、手前の白濁湯は無人だった。

谷地温泉の足元自噴泉の浴室 谷地温泉の白濁泉
谷地温泉の足元湧出の霊泉と白濁泉(両方とも男湯)。こちらの画像(2011年撮影)はNさまから許可を得てお借りしたものです。
浴室の写真は両方ともクリックで拡大。

 まず両方に手を入れてみたが、どちらもぬるめに感じる。
 ぬるい方に入って、混んでいるから熱い方に入って、あっ、先にぬるい方にゆっくり入ってから熱い方に入らなきゃいけないのかと慌ててもう一度ぬるい方に入ったら、最初に入った時にはそれほどと思わなかったが、やはりぬるい方はかなりぬるかった。

 入る時にひんやりして、入っているとあまり温度を感じないところをみると、体温よりわずかに高い程度の温度なのかもしれない。
 一応ぬるい方は38度と書かれていて、まあそのくらいか。

 薄い灰色で、粉っぽくは無く均一に白が溶けているような色。沈めた足は見えない透明度。
 湯口は角の部分にあって、穴の開けた桶のようなものが注がれる。
 ただその周辺には数人入っていてまったく近づけない。

 あつい方は、まあたいして熱くは無いんだけれども、色は青白くこちらは白濁と言うが全身うっすらと見えている。
 浴槽中に源泉の注入口があるが、そこもたいして熱くは無い。
 ぽわぽわと白い湯の花が舞っているのが綺麗。
 粉っぽい硫化水素のにおいがして、きしきしが強い肌触り。

谷地温泉の階段と廊下 谷地温泉の洗面所と自炊場
秘湯らしい雰囲気の谷地温泉の廊下と階段、洗面所と自炊場。廊下と階段の写真はクリックで拡大。

 なお男湯の方は霊泉が足元湧出なので無色透明だったが、その湧いている辺りは大勢入っていて、やっぱりまったく近寄れなかったと夫が言っていた。

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