朝食は夕食と同じ場所でビュッフェ形式。
だいたい大皿で最初から置かれているが、卵料理などはその場で調理してくれる。
個人的には蒸し野菜とヨーグルトが美味しかったな。
蔦温泉旅館をチェックアウトしたのは朝の8時。
とにかく西へ向かう。
蔦温泉周辺は昨日と同様深い霧に包まれていたが、しばらく走ると急に雲が切れて青空がのぞいた。
なんて眩しい。
とても久しぶりに太陽を見たような気がする。
視界の全てがくっきりと見えるようになり、世界は色を取り戻した。
やがて酸ヶ湯温泉が見えてきた。
朝から立ち寄り入浴を受け付けている有名宿だから、この時間でも駐車場には車がいっぱい停まっている。
過去、入浴済みで無ければ寄っていったところだ。
もう一度入りたい気持ちはあるけれど、まだ知らない温泉に会う楽しみには勝てなかった。
酸ヶ湯温泉はカーブを曲がってあっという間に遠ざかり、しばらくは緑の森を道の両側に眺めながら394号線を黒石方面へ。