ガイドブックの地図を見ると、394号線が西十和田いで湯ラインにぶつかるところに黒石温泉郷の文字がある。
説明を読むと黒石温泉郷とは温湯温泉、落合温泉、板留温泉、青荷温泉の総称であり、そのぶつかっている丁字路のところにちょうど温湯温泉が書かれている。
車は山道を快適に飛ばしているので急がないと到着してしまう。
移動しながら急いでスマホを起動し調べると、温湯温泉の共同浴場は早朝からやっているようだ。
良かった。まだ朝の9時前なので、一般の旅館の立ち寄り湯はもちろん、日帰り温泉や銭湯系の温泉も開いていないところが多い。
wikiによればぬるいから温湯じゃなくて、あったまるから温湯と書かれていた。
夫は熱い湯好き。良かったじゃない、「ぬるゆ」という名前だけど、ぬるくは無いみたいよ。
温湯温泉の温泉街は、鄙びてはいるが道に温泉マークの付いたゲートがあり、狭い通りに入るとあちこちに年季の入った湯治宿と言いたくなる木造旅館が建っているのがわかる。
鏝絵の看板とか温泉客舎と書かれた宿とかいいよねぇ。
時間が止まっているようなレトロな温泉街だ。