子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質★★★★☆ 熱い浴槽もあるが適温の浴槽もある、塩泉なので長湯に注意
- 設備★★★★☆ 雰囲気★★★☆☆ 脱衣所にベビーベッドあり
子連れ家族のための温泉ポイント
ガイドブックの地図を見ると、394号線が西十和田いで湯ラインにぶつかるところに黒石温泉郷の文字がある。
説明を読むと黒石温泉郷とは温湯温泉、落合温泉、板留温泉、青荷温泉の総称であり、そのぶつかっている丁字路のところにちょうど温湯温泉が書かれている。
wikiによればぬるいから温湯じゃなくて、あったまるから温湯と書かれていた。
夫は熱い湯好き。良かったじゃない、「ぬるゆ」という名前だけど、ぬるくは無いみたいよ。
温湯温泉の温泉街は、鄙びてはいるが道に温泉マークの付いたゲートがあり、狭い通りに入るとあちこちに年季の入った湯治宿と言いたくなる木造旅館が建っているのがわかる。
鏝絵の看板とか温泉客舎と書かれた宿とかいいよねぇ。
時間が止まっているようなレトロな温泉街だ。
その中でも共同浴場の温湯温泉浴場はまだ新しく綺麗な建物。
建物は新しくても、なんというかモダンとか垢抜けているって感じじゃまったくなくて、外観も受付周辺もすごく東北を感じる作り。鶴とこけしがトレードマーク。
ありがたかったのは、早朝から開いていること。朝4時から入れるんだよ。
専用駐車場もあって助かった。
鶴の名湯と書かれた入口周辺は従業員の方がせっせと清掃してくれている。
浴槽は二つ。
手前にある大きい方は気持ちぬるめ。
奥にある小さい方は熱い。
無色透明で脱衣所の貼紙には茶色の浮遊物は湯の花だと書かれていたが、それらは見当たらず。
半円形の湯口より、両方の浴槽にお湯がそそがれ、大きい方からあふれた分が小さい方へも少し流れ込む。
大きい方の掛け流し量はとても多く、四角いタイル状の床をざぶざぶと洗っていく。
はっきりしたにおいは無いが、わずかに焦げ臭のようなものが。
肌触りも普通だが、よくあたたまり長く入っていられない。
上がるとべたつきを感じるが、不思議と汗の引くのはわりと早い。
でも中からじんわりと温まっている。体の外と中のこの温度差ギャップを感じる温泉は好き。
そういえば入るなり、脱衣所でおばあちゃんに「今日は暑くなりそうだね」と話しかけられた。
脱衣所にはベビーベッドも有れば、がん検診の貼紙もあった。
地域の交流の場、自治体の広報の場として使われていると感じる。