子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 青森温泉紀行*下北半島-十和田-岩木山麓 > 3-2恐山と恐山菩提寺とむつグランドホテル

◆◇青森温泉紀行◇◆
下北半島-十和田-岩木山麓

2.恐山と恐山菩提寺とむつグランドホテル










朝の宿泊者専用露天風呂(ちなみにこちらは男湯)



 ちょっとは期待したけど、今朝も天気はいまいち。
 むつグランドホテルの部屋の窓から見る釜臥山は昨日よりもさらに雲が掛かってほとんど見えなくなっている。
 朝風呂に行ったのは6時過ぎ。宿泊者専用じゃなくて日帰り温泉にも使われている大浴場の方は誰もいなくて、一人で独占して使えた。
 たいして景色は見えないけど、露天風呂は気持ちいい。
 にゅるるんの肌触りが楽しい。
 今朝はサウナの入口は閉まっていた。
 誰か来たらまたゴミ箱を挟むのかいな。





一般用の内湯及び露天風呂


 チェックアウトは早めの7時過ぎ。
 チェックイン時と異なり、駐車場はがらっがらだった。昨夜が特別だったのだ。



むつグランドホテルのロビーの人形


 恐山とは一つの山ではなく恐山山系の複数の山からなる山地を総称して呼ぶ。
 それらはカルデラ湖である宇曽利湖を中心とする八峰の外輪山で、中でも一番高い山が、今朝まで部屋から眺めていた釜臥山だ。

 しかし一般的に恐山と言えば山地のことではなく、その宇曽利湖のほとりに建てられた曹洞宗の恐山菩提寺と周囲の霊場のことを指す。イタコが口寄せを行うことでもよく知られている。
 そう、恐山と言えばイタコというイメージが強いが、イタコは年に二回、恐山の例大祭と秋詣りの時にだけやってきて口寄せを行っているのだそうだ。
 だから普通の日にふらっと言ってもイタコさんがいるわけではない。

 恐山菩提寺の本坊は曹洞宗円通寺。斗南藩とのかかわりも深く、藩庁や斗南藩校日新館が置かれた場所。境内に会津藩士の招魂碑が建つ。
 それもあってか、むつグランドホテルの廊下には、昨夜葬儀の行われたオーナーと、斗南藩主末裔とともに、恐山山主の姿が並んで収められた写真が飾られていた。




3-3恐山入山へ続く


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