川が見えるのは部分的に岩のない縁だけで、ちょうどベストポジションであるそこに年輩の女性が一人いた。
私とyuko_nekoさんがすべすべする美肌温泉ならどこが良いかなどという話をしていると、新潟の清津峡温泉は知っているかと話に入ってきた。
清津峡温泉なら旅館が日帰り温泉になった
湯処よーへりと食堂がやっている
湯元苗場館がある。
よーへりはともかく、苗場館はかなりマニアックだ。
苗場館を知っているだけでただ者じゃないという感じだが、雪のシーズンは入浴を受け付けない冬季の苗場館に入浴したことがあるということで相当な温泉通らしい。
一人でも車を運転してどこへでも行かれるのだそうだ。
私も年を取ってもこのくらいアクティブでありたい。
まずはペーパードライバーを返上しなくては。
「新潟ですべすべする温泉なら・・・」私も思いだした「そうだ、大沢山もあるよ」
それを聞いてyuko_nekoさんが相づちを打つ。
「それだよそれ、大沢山。昨日この名前が思い出せなくてさ」
昨夜、今日泊まる宿を検討したときに、大沢山温泉の大沢館もyuko_nekoさんは候補に挙げようとしたようだ。大沢山温泉には数軒の宿があるが、私も
高七城に日帰りで寄ったことがあるのみで、増してや日帰りをいっさい受け付けていない大沢館には泊まったことがない。
大沢山温泉も脅威のすべすべ温泉だ。
「後は塩河原温泉渓山荘も美肌でいいんだよねー」
「入ったことないんだよー」と私。
泊まるにはやっぱり予算オーバー。ちなみに塩河原温泉はここから近い。
「子供たちを川場の道の駅で遊ばせておいて、よしかさんと私でちょっと立ち寄り入浴してきちゃおっか」
素敵な提案だったが、もちろん残念ながら現実にはそんな時間は無かった。