町の湯は午前6時から午後8時の営業で420円。
白猿の湯は午前7時から午後9時の営業で730円。ただし午前午後とも7時から9時に限り530円に割引になる。なんでも宿泊者が利用しやすい時間ということで下げているようだ。
でも基本的に外のお風呂を利用する温泉地としては共同浴場の利用料が高め設定な気がする。それともお風呂が無い宿に泊まった場合はさらなる特別料金があるのだろうか。
とりあえず、まずは町の湯に行ってみますかね。
ちょうど夕日が山の稜線に差し掛かっていた。あれが落ちればあっというまに暗くなる。
夕暮れ時の俵山温泉はなんともいえないノスタルジーを感じる雰囲気だった。
車二台がやっとすれ違えるメインストリートは、両側に隙間なく小さな旅館が軒を連ねていて、ちょうど巣立ち前のツバメの巣がそこここにあり、親鳥がひゅんひゅんと目の前を横切る。
途中に山口屋という旅館も見つけた。別館の本館だろうか。
そしてほんの数分で町の湯に到着。
町の湯の外観は、大きな共同浴場によくあるカーブした唐破風の屋根や柿渋の板張りなどではなく、コンクリや厚みのあるすりガラスといったあまり観光地らしからぬ外観だが、中に一歩入るとかなり新しく綺麗。これがまた外の町並みと妙にマッチしていない。