夜、寝る前にもう一度、東屋旅館のお風呂に入った。肌寒かったので温まってから寝ようと思ったので。
お湯の鮮度は夕方に入った時より夜の方が良かったな。
それにしても浴室の灯りが暗すぎ。一人で入るとマジで怖かった。
もちろん朝市に行こうと言ったのは夫だ。彼は市場大好きだから。
そして朝市の前に立ち寄ったのは、昨日行かなかった三つ目の共同浴場下の湯。
一人先客がいたがすぐ上がってしまい、ようやく独り占めを味わうことができる。浴室、浴槽の材質などは他の共同浴場と同じだが、浴槽の形は洒落た楕円形。
源泉は熱いけど加水無しと脱衣所に明記。ここも浴槽の下の方から注入していて、熱い時に使うための水の蛇口がある。お湯は正面湯と同様わずかな白濁りをしていた。
いや本当に熱い。あつみ温泉は泊まった旅館も今まで入った共同浴場も熱かったけど、ここが一番熱い。入ってすぐは熱さでぴりぴりする。
でも何故か熱い湯に入ると痛み出す膝下が全然痛まないんだよなぁ、あつみは。
入っているとそこからだんだん馴染む感じ。自分の体だけがひやりとして、周りが熱いような。草津の時間湯でも感じたあれ。
ここも甘い石のにおいがする。そうそう、においと言えばあつみ温泉の温泉街の飲泉所で飲泉したけど、あれはにおいが違うんだよね(源泉はお風呂と同じ)。何故かこんがり焼いたパンみたいな香ばしいにおいがしていた。飲泉所は二ヶ所あって一ヶ所は昨日湯之里公衆浴場に行く途中の橋の中央で、もう一ヶ所は足湯あんべ湯のところに併設されている飲泉所。両方ともにおいは香ばしい系。なんでだろう。
あつみ温泉のきしつきはぬれたまま肌滑らせるとすべすべに変わる。熱いお湯で朝から目はしゃっきり覚めたよ。