次は碇ヶ関周辺で残されたもう一軒、矢立ハイツへ。
ここは道の駅やたて峠に併設された温泉。がしかし、まったく道の駅らしくない。道の駅大好き人間の夫が「これ違~う」と本気で嘆くレベル。
なんというかね、ちょっとドライブインらしさが混じったただのホテルって感じ。
古遠部温泉は入った夫はここではもう入らないと言う。彼は道の駅の施設を見て回るから、一人で入ってきていいよと。
券売機で入浴券を買って、ホテルのフロントに出す。フロントとか割とちゃんとしていて、それに比べて入浴料が安く感じる。
共同浴場を別にしたら、この旅行で一番安価なのがこの碇ヶ関周辺の温泉だった。
浴室は4階だったかな、上の方の階にあるのでエレベーターを使う。洗い場も内湯も露天風呂も結構混んでいた。
フロントは綺麗だったけど館内は全体的にちょっと古さが目立つかな。
濃いオレンジ色のお湯。透明度はあまりない。
床は放っておくと軽い千枚田になりそうな感じ。肌触りはきしきし。金属臭はそんなに強くないけどある。
お風呂は濁り湯で底が見えないし、段になっているから注意と言う張り紙が図入りでこれでもかとあちこちにある。
内湯からの眺めは良い。
露天風呂はかぐやの湯って名前がついていたけど、残念ながら目隠しが邪魔で景色は見えない。ちなみにこの露天風呂は屋根の無いスカッと上の開いた露天風呂だった。雨が降っていたら独占できたかもしれないけど、さっきから上がっているからなぁ。
内湯は適温。露天風呂はかなりぬるめ。露天風呂の方がオレンジの色は濃い。
碇ヶ関周辺の温泉が次々廃業した今となっては貴重なお風呂のひとつかも。