たびねすの取材を申し込んでご主人に話を聞く。
ここは東日本震災前まではまったく宣伝と言うものをしていなかったが、震災後はテレビなどでも取り上げられるようになって、遠方からいらっしゃるお客さんも増えてきて、こりゃあ廃業するわけにはいかないなと続けているとのこと。
で、浴室撮影に関して、女湯は絶対無理として、男湯なら入浴者に許可を撮れば撮影させてもらえるという話になった。
「みんな出たがりだから、たぶん大丈夫ですよ」とのこと。
女性従業員が一人いらして、彼女が男湯に撮影許可を撮りに行ってくれた。
許可を貰って早速カメラを手に突撃~。まままままさかいきなり男湯の撮影に行くことになるとは思わなかった~っ。新米ライターとしてココロの準備、全然できてませんっ。ひーっ。
すいませーんとか言いながら脱衣所に入り、カメラを手に浴室のドアを開ける。
思っていた以上に狭い浴室で人がぎっしりいる。でも確かに湯気が凄くてみんなうすぼんやりだ。
一眼レフは瞬時に曇り、役に立たない。しょうがないから防水コンデジで。こっちはさすがに水中でも機能を発揮するだけでなく湯気にも強い。何とか3枚ほど撮影して、ありがとうございましたーと外に出た。
後から夫から聞いた話。
従業員の女性が「取材が入りまーす」と伝えに来て、浴室にいるのは夫以外常連さんだったらしく、びっくりされたあとそれぞれポーズを取ってくれて、緊張して撮影を待ってくださったとの事。
本当にありがとうございました。