塩原温泉についても簡単に説明しておくと、塩原温泉郷は那珂川の支流である箒川沿いに点在する11の温泉を総称する名称である。
下流側から
と、なっていて、塩釜と畑下の間を南下すれば
中塩原と上塩原の間を南下すれば
と、なっている。
泉質も多様な6種類で、塩化物泉が多いが、他に炭酸水素塩泉、単純泉、硫酸塩泉、硫黄泉、酸性泉とそろっている。
全体的に元湯と新湯に白濁した濁り湯が多く、その他はほとんど透明、ごく一部に茶色やうす濁り。
何より塩原温泉郷は自家源泉を所有する施設がとても多い。だから隣近所の宿でもみんな少しずつお湯が異なっていたりする。
その代わり、温泉以外の観光は弱い。もちろん紅葉時の景色は素晴らしいが、どうしてもガイドブックなどでの扱いは、日光や那須や鬼怒川に比べて小さくなりがちだ。