事前準備としては、共同浴場の場所をひとつひとつ特定しておいた。
十数年前に行った寺の湯の位置すらすっかり忘れていたので。
少ないデータから位置関係と外観を割り出し、Google Mapのストリートビューで歩き回って探す。
共同浴場は車の入れない通りにあることもしばしばだが、川の近くなら橋に立って360度回ってみたり、この辺だと思う場所をじっくり見ていくと案内板が立っているのを見つけたりできる。
なかなか面白かった。
宿泊は古町の源美の宿 会津屋。
ここは通常は日帰り入浴を受け付けていないので、このふるまい湯期間はレア度の高い施設のひとつとなるが、それを意識して予約したわけではない。
単純にお祭りの中心地が古町あたりだったのでその辺で、三ヵ所ほどタイプの違う宿を私がピックアップした中から夫が選んだ。
いつもならあれやこれや悩むところが、今回は瞬時に「ここ」って。
泊まってたいそう満足したので、その夫のカンはなかなか鋭かったと思う。
ま、最初に候補として選んだのは私だけどね。