次に向かったのは碧の湯。
2年ほど前にできたばかりの共同浴場だ。
いや、できたというのは誤りだ。元々あい京という旅館だったところを共同浴場として使うようになったところだ。
草津の19の共同浴場の中では異色と言ってよい。
場所は道の駅 草津運動茶屋公園を過ぎて、草津の中心地に入る前に右に折れて進んだところ。草津温泉ホテルリゾートなんかがある通りを進んでいくと、旅館よりも別荘やリゾートマンションが立ち並ぶ区画に出る。
その中央に五方向に腕を伸ばした小さなロータリーがあって、そこの近く。ロータリーからも見える白い壁の二階建ての建物。小さな旅館か民宿風だ。
この辺は他に共同浴場は無いし、リゾートマンションなどあれば需要もあるのだろう。
建物の手前は駐車場のようにも見えるがどちらにせよ空いているスペースは雪が積もっていて使えない。
パパが車で待っているからと言って、その間に私だけ入ってくることになった。
もともとが普通の宿泊施設だっただけあり、ちゃんとした玄関や、板張りの廊下の両側にドアや襖がいくつかあるのが新鮮だ。
しかし浴室とトイレ以外の部屋は鍵がかけられていて入れない。もちろん二階にも上がれないようになっている。
廊下の奥に男女別の浴室があり、建物の大きさからすると小さ目の浴槽があった。