子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 四万温泉と草津温泉*雪見日和旅行記 > 2-5沢渡館の浴室

◆◇四万温泉と草津温泉◇◆
雪見日和旅行記

5.沢渡館の浴室











 館内に入り狭い階段を下りていくと、突き当りに温泉の成分掲示表が貼ってあり、そこでさらに左右に数段の階段がついている。
 右が男湯で、左が女湯。階段を回り込むように狭い脱衣所があって、ちょうど浴室は壁を挟んで男女対象に作られているようだ。



沢渡館のこっちは男湯。下の女湯浴室と比べるとわかるけど、タイルの柄が違う。


 脱衣所も浴室も昭和中期を髣髴とさせるレトロぶりだったが、柄物のタイル張り浴室の雰囲気は悪くない。
 壁に沿って扇形の浴槽は、確かに小さいが3人程度なら十分入れる。順番を待つほどではない。

 えんぴつさんが四万とは違うにおいがすると言った。
 確かにどこか甘いにおいはかなり四万とは違って、焦げているようなものが混じって感じられる。

 僅かに濁った透明に近いお湯。
 湯の花はいっぱいで、特に大きな茶色のものが沢山お湯の中を漂っている。
 きしつく感触は四万とも似ている。




こちらは女湯の浴室


 三人でいっぱいいっぱいの浴槽は、みんなで身を沈めると一気に床を洪水にした。ザバーン、ザバザバッ

 黄色いケロリン桶が躍る。排水溝に渦が巻く。楽しい。

 ところでお風呂の縁に飲泉用にとカラフルでチープなプラスチックのコップが二つ置いてあって、それが古くてB級っぽい施設のお約束のように幼稚園児向けのキャラクターが描かれていることはさておき、ここの源泉、飲むのは一休さんのとんちのように難しいよ。

 だって湯口がお湯の表面とほぼ同じ高さなんだもの。どうやってコップにすくえばいい?

 その答えは誰かが立ち上がればわかる。
 さーっとその体積の分、湯船のお湯が減って湯口が表面に触れなくなる。これで味見ができるというもの。
 出汁入りの薄い塩味。







沢渡温泉沢渡館の温泉動画(15秒 音が出ます)



2-6淹れたての源泉と出がらしの源泉へ続く


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