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◇◆野沢温泉&子連れスキー旅◆◇

12.子連れで中尾の湯






 部屋に戻ってテレビをつけてみると、見たかったトリノで行われた世界選手権2010のフィギュア女子ショートプログラムをやっていた。
 パパはスケートに全く興味は無いので、つまらないとすぐに寝てしまった。

 しょうがないのでフィギュアが終わった時点で私一人で子供たちを中尾の湯に連れていくことにする。
 宿は男湯を家族風呂にどうぞと言ってくれていたのだが、やはり野沢に来たら温泉に入りたいじゃない。
 って、もう既に三か所も入ったじゃないという突っ込みは無しで。
 子供たちはまだ一か所も入っていないからね。





 昼間入った裏口側から靴だけ持ってこさせ、正面玄関から出た。
 暗闇の中、まだ雪がかなり降っているのがわかる。

 中尾の湯は野沢温泉の外湯の中でも一番町外れにあり、規模が大きい。
 建物も堂々とした木造の湯屋造りで風格がある。
 メインストリートからちょっと入った場所にあり、かねか荘からだと裏道からアクセスできる。
 私は四季の宿しなざわに泊まった時、一人で朝風呂に来たことがある。


夜の中尾の湯



 夜のお風呂はやはり混んでいた。
 ほとんどが地元の人のようだ。
 ここは浴槽を板で二つに仕切ってあり、基本的には大きい方がぬるめで小さい方が熱めに調整してあるようだ。
 もう少し具体的に言うと、湯口はその仕切りの近くにあり、手で動かせるパイプで調節することにより、源泉の一部が小さい方の浴槽にも流れ込むようになっている。
 大きい方には水道の蛇口もついているから、状況によっては加水してぬるめることができる。
 また、パイプの位置を変えることにより、源泉の流れ込み具合を調節することができるようになっている。

 ところがこのときは、水道水はきっちり止めてあり、パイプの位置から源泉は小さい方に流れないようになっていた。
 その結果、大きい浴槽はそのまま源泉が入り相当な熱さになり、小さい方は加水はできないものの源泉も入らないので気持ち程度ぬるめになっていた。
 この気持ち程度というのがポイントで、ぬるめったって、大の大人でも躊躇するほどに熱い。
 そこはほら、なんせ野沢だから。

 地元の方が言うには、夕方は逆だったそうだ。
 そのときは大きい方がぬるくて、小さい方は熱かった・・・とは言っても、熱い方で今のぬるい方と同じくらいだったとか。
 ちょっとしたタイミングによってもお風呂の温度は違う。
 特に前の人が大量加水なんて行うと、あっという間にお湯の印象が変わってしまう。






1-13温泉で「ふぅ」とつぶやくへ続く


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