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◆◇奥日光湯元温泉◇◆雪と湯煙と苺の旅 2-8
8.濁り湯に濁り酒
夕御飯は子供たちはあまり食べなかった。たぶんお昼に沢山食べたのであまりお腹が空いていなかったようだ。
軽く食べて、デザートの苺を食べ終えたらさっさと部屋に戻ってしまった。
食後、疲れたパパは8時過ぎには布団に倒れ込んでしまったが、子供たちは寝る前にお風呂に行きたいと言い出した。
貸切風呂は夕方行ったばかりなので、今度は大浴場の方に連れていった。
カナもレナも大浴場に行くのは初めてだったので、脱衣所のドアを開けたとたん目を丸くした。
「・・・向こう側が見えない」
元々ここのお風呂はかなり巨大なのだが、加えて湯気が凄くてなんとお風呂の向こう岸が見えなかった。
カナとレナにはどこまでも果てしなく続く無限のお風呂に見えたようだ。
湯の家旅館の二日目の夕食 今日のデザートはなぁにっかな?
細かい粉のような濁り湯が気持ちいい。
湯口は奥に二ヶ所、手前の浴槽内に一ヶ所、合計3ヶ所ある。
二ヶ所の湯口は熱い湯が出ているが、貸切風呂と同じライオン顔のデザインの湯口だけはごくぬるい湯が出ている。
実はこのお湯は、熱交換したあとのお湯なのだ(残り二ヶ所は50度以上の源泉そのまま)。お湯から抜かれた熱は、シャワーカランの他、旅館内の暖房にも使用されている。
夏場は源泉温度も60度以上に上がるし暖房の需要もないので、山水による加水をせざるを得ないというが、冬場は薄め無しの濃厚な硫黄泉を楽しめる。
部屋に戻るとパパはまだ寝ていた。
少したったら起こして、絶対起こして・・・と言われていたが、このまま寝かせておいてあげることにしよう。
いつもそう言われて起こすと「やっぱり眠いから寝る」とか言って起きないんだもの。
子供たちの歯を磨かせて、寝かせた後、一人でこの旅行記の続きを書いていた。
部屋は静まり返り、窓の外は隣のホテルの灯りに照らされた雪景色。
今夜は風もないようだ。
書き上げたら、もう一度一人でお風呂に入ってから寝ることにしよう。
今夜の友は東力士 にごり酒
温泉も白濁なら、日本酒も白濁だぁ(笑)