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◆◇奥日光湯元温泉◇◆雪と湯煙と苺の旅 1-9
9.雪遊びがしたい
カナなど病み上がりなので、まずは一休みするのかと思えば、「雪遊びがしたい」
「はいはい」
パパは、ママには「いつものように温泉巡りに行っていいよ」と言って子供たちと旅館の庭(?)に出た。
いつもならほいほいと共同浴場などへ行ってしまう私だが、あまりに日光湯元が寒かったので、とても外へ出る気にはなれなかった。
本当に寒いのだ。
昔来たときに、ディーゼル4WD車の軽油を凍らせてしまったことがあるが、下手なスキー場などよりよほど冷え込むのである。さっきの戦場ヶ原だけで、もう建物の外へなんか出る気になれない。部屋に残ることにした。それに日光湯元で立ち寄り湯すると言っても、各旅館の他は日帰り温泉はるにれの湯か温泉寺ぐらいしかなくて、前々から行きたいと思っていた温泉寺は、よりにもよって冬季は入浴を受け付けていなかったので。
子供たちは雪で遊んだ。
部屋からも遊んでいる様子がよく見えた。
別にスキー場へ行かなくてもこれだけ遊べるんだから、やっぱり冬の雪国はいい。
流石に疲れたのか、姉妹は喧嘩を始めた。
どちらかが泣いたら外遊びはおしまい。
有無を言わさず部屋に連れ戻す。
すると今度は大人の浴衣を貸してくれと言い出した。
それぞれパパとママの分の浴衣をひきずるように羽織り、お姫様になったつもりだ。
ママは元々寒いので浴衣を着ずに自前のフリースを来ていたが、パパなど着ていた浴衣を身ぐるみ剥がれて悲惨なありさま。
湯の家旅館に着いて、早速雪遊びをする子供たち
仲良く並んで窓の外を見ている
湯の湖の夕暮れ
夕食は午後6時。
大広間での食事だが、何故か畳の広間にテーブルと椅子を置いて食べさせるようになっている。
椅子もテーブルも丈が高くて落ち着かない。
でも安く泊まらせてもらったにも関わらず料理はとても美味しかった。
決して豪華ではないが、味付けがよくて、細かいところで凝っている。
カナはご飯と日光名産の湯葉をぱくぱく食べていた。レナはとにかくデザートのメロンが気になって仕方ない。
二人が食べ終えたところで、先に部屋に戻すことにした。
子供たちが行ってしまった後で大人はゆっくり食べようと、そういう魂胆だ。