1月5日(土)
なかなか寝苦しい夜だった。
四歳のカナは興奮してなかなか寝ないし、夕方早く寝すぎた二歳のレナは夜中に朝が来たかと目覚めて走り回り叫ぶし…。
夜の間にかなり雪か振ったらしく、窓の外は一段と白くなっていた。
温泉のタオル掛けに飛んでいるふりのパワーパフガールズ(笑)。
パワーパフガールズって知ってる? 今、カナが夢中なの。左からバブルス、ブロッサム、バターカップ。
日光湯元温泉はかなりヘヴィな温泉だ。
見るからに温泉という、緑色の白濁した硫黄泉。湯気が目にしみると言うほどではないものの(カムイワッカの滝なんか、湯気が目に入ると痛いです)、湯上がりは肌がぴりぴりする。刺激的。でもそのぴりぴりが収まると、肌はすべすべになる。
とにかく一度入るだけで何回も入った気になるくらい、充実した感じ。そのせいか、私にしては珍しく、朝風呂は無しだった(昨日は三回も入ってしまったが)。
カナは昨日の露天風呂がいたく気に入ったらしく、もう一度入りたいと言っていたが、あっさりと却下してチェックアウト。
昨日と違って陽が射していないから、同じ雪景色でも薄暗く感じる中禅寺湖。
初詣は済ませていたけれど、まだお正月のうち、二荒山神社中宮祠にお参りすることにする。二荒山神社本宮は有名な東照宮の隣だけど、こちらは中禅寺湖畔の中の宮。ご神体の男体山がバックにそびえ立つ。
こちらはちょうど反対側からの撮影。よく見えないが、奥の門のそのまた奥に本当は中禅寺湖が見える。
レナは通りすがりの年輩のご夫婦に「可愛い可愛い」と言われていたが、その方達は最後に「ピカチュウみたい」と一言。
…このシルエット…すいません。私も大笑いさせていただきました。
雪の中はやっぱり冷えるなぁ。さて、一風呂浴びて帰りますか。
前々から不思議に思っていた中禅寺湖温泉。本当にこんなところに湧いているの? いや、やっぱり引き湯? もしそうならまず日光湯元から引いているのだろう…。
バス停にも中禅寺湖温泉とあって、湖畔でもその一角だけ、温泉の表示のある宿が並ぶ。しかし、どこも空き室有りの看板だけで、何故かドアには鍵がかかっている。やはり、かきいれどきは紅葉時で、お正月でも冬は開いていないのかしら。
ようやく一軒、開いているところを見つけた。
日光山水。シンプルでセンス良いお宿でした(泊まってませんけど)。
日帰り入浴大人800円、三歳以上の子供500円。男女別露天風呂有り。
お風呂もシンプル。露天とはいえ、屋根付き。右に見えるガラス部分が蛇腹になっていて、これを全部オープンにすれば取りあえず露天風呂気分が楽しめるというもの。
しかし、あまりの寒さに開ける気にならず。ほんのちょっと開けてある部分から凍てつく風がびゅうびゅう入ってくる。全開すれば中禅寺湖も見えるんだけど、やめておこう。
男風呂も女風呂も他に誰もいなかったので、ゆっくりとくつろげた。
そして、長年の疑問も氷解。やはり中禅寺湖温泉とは、日光湯元温泉からの引き湯だったのだ。前回、日光湯元に来た帰りに、違う温泉に入って帰ろうと、日光アストリアホテルの光徳温泉を選んだのだが、これはやはり日光湯元温泉からの引き湯だった。
このエリア、どこへ行っても日光湯元温泉なのね。
それだけ湯量豊富ということかな。
日光山水で仕入れた情報により、すぐそばの美味しい蕎麦屋で最後の昼食をとることに。
新月。しこしこの手打ち蕎麦が食べられます。
蕎麦屋の座敷で…。
世は満足じゃ。
つららマニアのカナは蕎麦屋の屋根からぽきりと折ったつららと記念撮影。
まあ、思い立って突然雪遊びに出発しちゃったけど、日光湯元はやっぱりお気に入り。本当は雪の中の深閑とした寺や神社、山や滝など見所は沢山あるので、いろいろ巡りたかったけど、子供連れで全部は無理。今回は雪遊びと温泉だけだったけど、また来ればいいね。
戦場ヶ原ではせめて車を止めて写真を撮りたかったなぁ。
雪の中では一度、宿に入っちゃうと出るのがおっくうだから、お酒は事前に仕入れておかないと駄目だなぁ。
全部、次回のお楽しみ。
そんなわけで、実はまた一週間で次の旅行に行っちゃったりするんだな。
オシマイ