子連れ家族のための温泉ポイント
- 温度★★★★☆ 泉質 ★★☆☆☆ 湯も適温、泉質は少し刺激がある
- 設備★★★☆☆ 雰囲気★★★☆☆
子連れ家族のための温泉ポイント
その昔、日光の神と赤城の神が中禅寺湖を巡って戦をした伝説が由来となって男体山の麓に戦場ヶ原と言う名がついた。
二柱の神が争いをしてまで取り合ったという中禅寺湖は男体山の噴火で川がせき止められてできた周囲およそ25キロの湖だ。
この辺りは明治から昭和初期に掛けて海外からの客人で賑わったリゾート地なのだが、私たちが訪ねた正月開けの土曜日は不思議と静まり返っていた。
やはり紅葉時が観光ピークで冬は訪問者もぐっと減るのかもしれない。
前々から不思議に思っていた中禅寺湖温泉。本当にこんなところに湧いているの? いや、やっぱり引き湯? もしそうならまず日光湯元から引いているのだろう…。
バス停にも中禅寺湖温泉とあって、湖畔でもその一角だけ、温泉の表示のある宿が並ぶ。しかし、どこも空き室有りの看板だけで、何故かドアには鍵がかかっている。
ようやく一軒、開いているところを見つけた。そこが日光山水だった。
外観はシンプルでセンス良いお宿。
お風呂もシンプル。露天とはいえ、屋根付き。
右に見えるガラス部分が蛇腹になっていて、これを全部オープンにすれば取りあえず露天風呂気分が楽しめるというもの。
しかし、あまりの寒さに開ける気にならず。ほんのちょっと開けてある部分から凍てつく風がびゅうびゅう入ってくる。全開すれば中禅寺湖も見えるんだけど、やめておこう。
お湯は何故か内湯は透明で露天風呂は白濁していた。あまり鮮度の良い感じはしないが肌触りがいい。
男風呂も女風呂も他に誰もいなかったので、ゆっくりとくつろげた。
そして、長年の疑問も氷解。やはり中禅寺湖温泉とは、日光湯元温泉からの引き湯だったのだ。前回、日光湯元に来た帰りに、違う温泉に入って帰ろうと、日光アストリアホテルの光徳温泉を選んだのだが、これはやはり日光湯元温泉からの引き湯だった。
このエリア、どこへ行っても日光湯元温泉なのね。
それだけ日光湯元が湯量豊富ということかな。
湯上がりはこの日光山水がお勧めと言う近くの蕎麦屋で食事をした。
店の名は新月。とても美味しかった。