子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 子供と一緒に夏休み*福島でLet'体験旅行 > 3-3岳温泉の共同浴場と手湯と足湯

子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**

3.岳温泉の共同浴場と手湯と足湯











 「高速に乗るのは二本松IC? じゃ、また岳温泉を通るよね。本当なら岳温泉の共同浴場だけでも入っていきたかったんだけど・・・」
 「いいよ、一人でさっと入ってくるなら」
 しかし共同浴場の営業時間は10時から。
 今はまだ9時半。早すぎる。
 もうどうしてこう予定が合わないんだろう。
 共同浴場岳の湯は国道沿い。通りがかりにドアが開いているように見えたので、当たって砕けろ、車を降りてみた。
 後ろからパパが「はるばる来た温泉マニアなんですけどって言えば入れてくれるかもしれないぞ」などと腹の立つ言葉を投げてきた。

 「あのう・・・」
 恐る恐る開いているドアから中に入ると、従業員のおばさまが宿泊者のシーツをまとめているところだった。
 ここは共同浴場でありながら、宿泊施設でもある。食事は出ない。素泊まりオンリー。
 「10時からよっ」
 取り付くしまも無い。
 すごすごとうなだれ、きびすを返した。


交差点の角にある岳温泉の公衆浴場 岳の湯



 この間ほんの20秒というところだが、パパはもう走り去ってしまった。
 共同浴場の前は岳温泉メインストリートにぶつかる交差点になっているから、車を停めておくことができないのだ。
 岳の湯の壁にパーキングの地図が付いている。パパはそこに車を停めて待っているからと言っていたっけ。
 仕方ないので歩き出した。よく地図を見なかったので方角が間違っているとも気づかずに。

 私は桜坂という坂道を降りていた。
 国道を越えたヒマラヤ大通りに比べると地味な通りだ。
 ふと右手にお湯のどばどば出ている妙なパイプが見えた。
 「手だけの湯」と書いてある。
 手湯かぁ。
 そのために作ったというよりなんか適当なパイプを利用したって感じ。
 パイプの上に手を入れる場所がある。
 ぽちゃんと手を入れてみたが別にどうということもない。
 なめてみたら昨日の光雲閣より酸味が薄い。
 もう少し降りてみると、今度は足湯があった。
 こちらの看板は「足だけの湯」
 手湯と違いこちらは木でできたまともな作り。湯の花もゆらゆら浮いていた。
 ただ、今朝雨が降ったのか、座るところがぬれていて試してみる気になれなかった。とりあえずまた手だけ、ぽっちゃん。

 さらに道を下ると鏡が池公園という公園に突き当たってしまった。どうも駐車場はこっちじゃないらしいと、これでようやく気づいた次第。仕方なく携帯でパパに電話した。
 「公園まで来ちゃったよ」
 「そっちじゃないよ、共同浴場の隣」



岳(だけ)温泉だけに手だけの湯



近づいてみると・・・



岳(だけ)温泉だけに足だけの湯



近づいてみると・・・



鏡ヶ池公園




3-4福島の山から海へへ続く


子供と一緒に夏休み*福島でLet'体験旅行 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME