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子供と一緒に夏休み
**福島でLet's体験旅行**

4.福島の山から海へ






 二本松ICで高速へ。
 あーあ、これで岳温泉共同浴場にも入れないまま安達太良山麓とお別れか。
 と、思ったら・・・
 ETC専用ゲートで前の車が停まったまま動かない。
 なんでー?
 ゲートでも開かないの?
 あっ、運転手が降りてきて、通行券を出す機械をバンバン押している。
 出てこないのかなぁ、というかETC専用ゲートなんだから普通はそんなもの不要じゃない。
 ついに係員が二人とんできた。
 「現金払いなのに間違えてETC専用ゲートに入っちゃったのかな」
 「・・・それともETCカードの期限切れ?」
 ぎくっとなったパパは慌てて自分のカードの期限も確認するのだった。

 磐越道のこのルートを通るのは初めてだ。
 私たちは福島県の海沿いはほとんど知らない。
 常磐道だって通るのは何年ぶりだろう。

 途中のサービスエリアで給油。
 このところのガソリン価格は高騰の一途を辿り、今、高速道路SAのガソリンスタンドが一番安価だと評判になっている。
 実は高速道路内で売るガソリンの価格は上限が設定されている。
 その上限価格は前月の全国平均価格から割り出すのだそうだ。
 ということは、ガソリン価格が右上がりに上がり続ける限り、高速道路上での給油が一番安いことになる。
 嬉しくな~い。

 その頃からレナが気持ちが悪い気持ちが悪いと言い出した。
 前々回の草津旅行で買った子供用酔い止めがちょうど昨日で切れてしまっていた。
 初日からどこか薬屋があったら寄っていこうと思っていたが、ずっと山の中ばかり走っていたので薬屋は見つからなかった。
 そこで、いわき湯本で降りて最初に見つけたマツモトキヨシに入った。
 マツキヨならEdyも使えてラッキーだ。
 今まで飲ませていた子供用センパアの効きが今ひとつだったので、今回は子供用トラベルミンを購入してみた。


山から海へ・・・港の風景






 常磐方面の温泉というと、何故か激渋の鉱泉宿という印象がある。
 実際はスパリゾートハワイアンズで有名ないわき湯本温泉とかあるはずなのに、イメージとしてはこう、藪の中に民家然とした瓦屋根の平屋があって、立ち寄り入浴できますか?と聞くと、頑固そうな親爺さんか腰の曲がったおばあちゃんが出てきて、今日はまだ湧かしてないから無理だって断られるの。
 誰か私に、そのイメージは間違っていると教えてくれ。

 ところで福島海洋科学館アクアマリンふくしまは小名浜港の埋め立て地にある。
 隣の埠頭に「いわき・ら・ら・ミュウ」という海産物市場があるので、産直好きのパパは先にこちらに寄っていくことに決めていた。
 しかし海の近くの観光地というのはどうしてこうも混むのか。
 いわき・ら・ら・ミュウの広い駐車場がほぼ満車であるのを見て、夏休みといえど今日が月曜日であることを疑いたくなった。


いわき・ら・ら・ミュウ、混んでる~




3-5いわき・ら・ら・ミュウでグルメランチへ続く


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