子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > 鳴子温泉巡り旅 > 1-2飯坂温泉に関するウワサ

鳴子温泉巡り旅

2.飯坂温泉に関するウワサ






 鳴子は遠いので、三連休の初日に真っ直ぐ行かず、前夜の平日にどこか途中で一泊する計画を立てた。
 地図を見る。
 福島県の飯坂温泉あたりが適当か。
 インターからも近いし、トクー!トラベル で調べてみたら何軒もディスカウントしている宿がある。それにしてもやけに安いな。何かあるんだろうか。
 クチコミを見ていくと、どうも宿ではなく飯坂温泉街自体に問題があるようだ。
 廃業する旅館が相次いで、ゴーストタウン化しているとかなんとか。
 ふーん、面白いじゃない。
 飯坂温泉では共同浴場の鯖湖湯しか入ったことがない。
 飯坂温泉と言えば一昔前の歓楽街。
 飲んで騒いでの団体客を受け入れて発展してきた情緒のない温泉街は、今どこも苦戦を強いられているはずだ。
 そしてまた飯坂温泉と言えば熱い湯。
 今どき我慢比べみたいな熱湯は流行らないんだろうか。おまけに無色透明の単純泉だしね。良さが判る人ばかりじゃないということだろう。
 今回目を付けたのは旅館新飯坂
 連休前の休前日というのに大人一人一泊食事無し2千円を切っている。
 東京を発つのは子どもたちが金曜日の授業を終えてからだから夕方になってから。
 夕食は外で食べるとして、朝食だけオプションでつけてもらおう。








 栃木を通過する間は雲が切れることはなくときおり雨が篠ついたが、不思議と福島に入ると晴れてきた。
 西の空に一面の羊雲。
 残照を浴びて茜色に染まる。
 暮れかけた緑の水田が連なる田舎風景。
 やがて最後の光が消えた後、大きな黒い雲が張り出して急に高速道路上は暗くなってしまった。








1-3坂の下の温泉旅館へ続く


鳴子温泉巡り旅 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME