5.外でお昼ご飯
滑川温泉に着いて、昼食はさっきのお外のテーブルでスパゲッティ。
外で食事できるなんて、何だかキャンプみたい。自炊湯治はアウトドアに相通ずるものがある。
食後は
姥湯温泉に行くことにしていた。
姥湯は滑川のさらに4キロ先の山の上にある、絶景露天風呂で知られる秘湯だ。
桝形屋という一軒宿があり、日帰り入浴もできる。
前に滑川に滞在したときは、歩いて姥湯まで行った。大人の足なら1時間半ぐらいの登り道。道ばたに沢山蕗の薹の芽が出ていて、摘んで帰ってきて天ぷらにした。山菜を採る予定なんて無かったから天ぷら粉も何もなく、たこ焼きを作るつもりで持ってきたたこ焼き用の粉をつけて揚げた。
あのときの心残りはただ一つ。
混浴露天風呂におそれをなして、女性用露天風呂にしか入らなかったこと。
ちょうど雪がほっこり積もって、女性用も雰囲気があったが、やはり姥湯と言えば切り立つ岩山を見上げる混浴露天風呂だろう。
次回こそはと思っていた。
山を下りてきたら再び雨が降り出した。
ちょうど良いタイミングで滝を見に行くことができたらしい。ちょっと雨では子連れで登る気にはなれなかったから。
それでも雨の中、まだまだちらほらと滝へ行く登山道に人影がある。ここに来る人は温泉目的ばかりではなく、滝見のハイキング目的の人も多いのだろう。
雨がやまないけど、どうせ車だから姥湯まで行ってしまうことにするか。