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滑川温泉湯治日記3-4


4.小野小町ゆかりの小野川温泉

 ここまで来れば小野川温泉はすぐ。
 小野川温泉は1200年前に小野小町が発見したと伝わる美人の湯だ。町をあげていろいろ企画していて、今とても元気の良い温泉地としても知られる。
 尼湯と滝の湯という共同浴場の他、町外れのほたる公園に無料の露天風呂などがある。

 滝の湯の隣にラジウム卵製造処があり、湯の花がうようよと漂う源泉が溜められていた。この製造処のお湯は69~74度で、程良い温泉卵が作れるという。槽の奥に一個40円のラジウム卵無人販売籠が置いてあるが、残念ながら空っぽ。

 お腹が空いたなぁ。
 まず食事にしよう。
 滝の湯の傍らの金寿しという店に入った。寿司屋なのだが、手打ちそばの看板があって、お蕎麦も食べられるかなと思った。
 ざるそばと、なめこそばを注文。
 レナは大好きななめこばかり拾って食べ、ざるそばを食べるかなと思ったカナも温かいお蕎麦の方がいいと言ってなめこそばの方を食べた。
 ここの蕎麦は太め。柔らかめだが歯ごたえはある。蕎麦なんだけど半分うどんみたいな不思議な味。


蕎麦屋なのか寿司屋なのか、ちょっと謎の金寿し 麺の味は中の上だけど、このなめこのインパクトはなかなか


 食べ終わって店を出たら、隣に小町ゆかりの名泉、滝の清水という湧き水があった。
 美人になるらしいから飲んでみなよと勧めても、カナもレナもなぜか後込みしている。レナは「美人にならなくていいよ」とまで言った。
 すっきりしていて美味しい水なのに。
 大きな鍋にこの水を汲んでいく人があるかと思えば、それは今の寿司屋兼蕎麦屋のご主人だった。
 なるほどあそこの蕎麦は、この名水で打つのね。

 もう一度滝の湯前を通ると、ちょうど新しいラジウム卵を補充するところだった。出来上がりはどこかへ運んでいくようだが、数個、その場の無人販売の籠にも入れていた。後で買って帰ろう。


金寿しの隣にある滝の清水
温泉も小町ゆかりなら、湧き水も小町ゆかり
そして両方とも美人になるそうな
流石は小野小町 あれ、この方は・・・と思ったら金寿しのご主人でした
あそこの手打ち蕎麦は、小町ゆかりの美人の水で打つんですね
なるほど
小野川温泉といえば尼湯が有名ですが、もう一つの共同浴場 滝の湯です。

最初に通りかかったときは、卵は入っていませんでしたが、二度目に通りかかったときにはちょうど補充しているところでした。

ゆで卵がつかっているこのお湯も、湯の花うようよの源泉です。




3-5.尼湯へ続く


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