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◆◇長崎旅行記◇◆
小浜温泉湯祭りとハウステンボス

29.小浜温泉の花火大会






 今夜の小浜温泉の花火大会は、正式には「アサヒビールプレゼンツ 第25回雲仙市 全九州花火師競技大会」という。
 さっき海上露天風呂 波の湯「茜」からお祭り会場に戻って来た時、足湯のほっとふっと105の手前の防波堤の辺りは凄い人混みだった。
 だから何となくあの辺から花火を見るのが特等席なのかと思っていたが、和洋茶屋花春を出て国道沿いまで来たところ、もう既にここの防波堤から横一列に観客が座り始めているのが見えた。
 さっきの足湯の辺りまで行っても背の高い大人の後ろじゃいくら空に上がる花火と言っても子どもには見えにくい。
 ちょっと遠くてもこの辺でいいかと私たちも適当な場所に座った。
 後で地図を見たら、そこはふれあい広場のジャカランダ通りの辺りだった。
 もっとも海に近い堤防に添った小路は警備員が巡回していて座れないようになっている。
 小路とジャカランダの植え込みの間の低い塀に、周りの人たちにならって座った。
 そんなに大きな花火大会があるとはイルカウォッチングの時まで知らなかったので、花火撮影用にミニ三脚も持って来ていない。まあ撮影が目的じゃないんだし、いいよね。

 とりあえずスマホを取りだし、自分が昔メモ代わりにブログにアップしておいた花火撮影用のカメラの設定を確認して準備完了。
 子どもたちもめいめい携帯や3DSを用意して花火開始を待つ。

 座ってすぐに放送が入った。
 スポンサーがアサヒビールなので、アサヒビールのCMを挟みながら花火師グループごとに打ち上げるようだ。
 映像があるわけじゃないのでたぶんラジオのコマーシャルなのだろう、60秒とか機械的な声で長さを告げた後に○○編と銘打って流れる。思わずクスッと笑ってしまいたくなる。




花火が上がるまでは、自分たちが座った場所は花火大会会場からはかなり離れているとばかり思っていた。



 花火のオープニングはとても迫力があってドキドキした。
 何より驚いたのは・・・隅の方だとばかり思っていた私たちの場所は、ほぼ港湾を挟んで花火の真正面だったことだ。
 えーっ、もしかしてここって特等席!?
 座って見られるし、前は通路で立ち止まりが制限されているし、ちょっと高くなっているし、何も言うことは無い。
 もしこれが東京の花火大会なんかだったら、こんないい場所を取ろうとしたらいったい何時間前からシート敷いて見張り置かなきゃならないことか。

 花火師競技大会なので、一つのグループの花火が始まるごとに紹介やタイトルがスピーカーから流れる。
 ちなみに今年の花火師競技大会のテーマは「ロマンティック」。
 ロマンティックと言われればロマンティックだけど、まあテーマはテーマ。
 とにかく花火師グループごとに趣向を凝らした新作花火を音楽とともに打ち上げる。音楽とぴたりと合ったタイミングで空に大玉が花開くととてもかっこいい。
 拍手拍手。

 またロマンティックと言うテーマにあわせて募集したらしく、優勝した男性の告白がマイクの前で行われた。
 長年連れ添った奥さまへの感謝の気持ちを照れながら述べたもので、男性の関係者が私たちの近くにいたらしく、後方のジャカランダ広場から告白の瞬間大きな歓声が上がった。





 難点はちょっと寒かったことぐらい。
 もしまたいつか小浜温泉の花火大会に来られることがあったなら、もっと温かいかっこうをして来ようと決意した。
 9時ごろに花火は終わって、人ごみはぞろぞろと移動を始めた。
 私たちは興奮冷めやらぬまま徒歩で旅館に帰れば良いが、多くの花火見物客は車で会場に来ていた。
 当然海沿いの国道は大渋滞。
 楽しい花火の後が大変だ。
 途中、飲み物を買おうと入ったコンビニもすごい人混みだった。



1-30旅館國崎の露天風呂へ続く


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