空は雲が多く前山は見えるけれど妙高山は雲の中だ。
振り返ると銀嶺ゲレンデから谷側に向けての方角も低いところは雲が垂れ込めている。
赤倉温泉スキー場は複数のスキー場の集合のようなもので、それぞれのエリアごとに開発した会社が異なる。
開発会社ごとにスキースクールも設立されているのでひとくくりに赤倉温泉スキー場のスキースクールと言っても様々なものがある。
その中で去年は赤倉熊堂スキー学校を選んだ。
料金的には安くはなかったが、
和泉屋旅館から集合場所が近かったこと、対応が良かったことなどが決め手になった。
既にスキーシーズンは終盤なのでスクール生も少ない。
去年はキッズレッスンのグループレッスンで申し込んでも、カナとレナの二人に先生一人がついてくれてほとんどプライベートレッスンさながらだった。
どうやら今年もそうらしい。
あらわれた先生は去年の先生ほど若くは無かったが真面目そうな人で、まずカナとレナの靴をチェックしてそれから二人をリフトに乗せた。