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本栖湖・浩庵キャンプ場便り
*水着で過ごす湖畔の休日3*

7.天然鉱泉水 信玄



 子供たちがいるので周りに気遣いながら入っても、いまひとつ入った気がしないのは確かだが、あまり長湯はせずに出ることにした。
 温度が低かったにも関わらず、湯上がりは少しべたつくような感触が残ったが、やがてそれはすべすべした手触りに変わった。
 体の表面は冷えているのだが、中からはしっかりと温まっているらしく、ぼやーんと唇のあたりが痺れている。
 帳場に預けて置いた貴重品を取りに戻ったら、天然鉱泉水信玄と書かれたミネラルウォーターの1リットルペットボトルを二本くれた。
 定価は一本210円。
 パパは「入浴料千円と高かったけど、ペットボトル代差し引いて800円っていうところだな」と言った。


天然鉱泉水 信玄 古湯坊源泉舘を出てすぐの橋


 帰りがけに道の駅しもべの蕎麦屋に寄るという手もあったが、何故かカナがキャンプ場に戻って食べたいと言ったので、ここは真っ直ぐ戻ることにした。
 母としては、たぶん彼女は一刻も早くトランポリンしたくてたまらないだけなんじゃないかと思うのだが。

 ところが、浩庵入り口のトランポリンに着いて、カナとレナの二人をトランポリンに乗せてすぐ、二人は姉妹喧嘩を始めてカナは下へ降りてしまった。
 レナは一人で跳ねているが、カナはすねたきりぐずぐずと戻らない。
 跳びたくないならそれはそれで良いのだが、跳びたい、でも跳びたくないと、いつもの堂々巡りに陥ってしまっている。
 私たち三人をおいて本栖湖入り口の酒屋に必要な食品を買いに出かけたパパは、戻ってくるなりふてくされたカナの顔を見て、げんなりとした顔つきになってしまった。

 そうは言ってもパパが戻るまでという約束だったので、いくら泣いてももうトランポリンはおしまい。
 キャンプサイトに戻ろう。






2-8.富士山の頭へ続く


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