9.渋滞を避けて
いつもより早い時間だが3時半過ぎ帰途につけば、川口湖畔を離れる前からなにやら渋滞の気配。
パパ曰く「だから中央道は嫌なんだ」
とにかく混む。富士五湖は混むし、河口湖ICからも混む。何より大月から八王子までは滅茶混みだ。日曜日の3~4時なんて最悪だ。
渋滞にはまりっぱなしよりは、どこかで時間をつぶそうと言う。
だけど、子供たちにもう一ヶ所温泉に入っていくなんて言ったら絶対ブーイングだよ。そうでなくても、また温泉?って言われちゃうんだから。
そうは言ってもなぁ・・・。いくら日が長いとはいえ、今から屋外の遊び場へ行くわけにはいかない。1~2時間の時間をつぶせる場所っていっても限られるから。
じりじりと渋滞の中にはまりながら車は河口湖ICへ。
「行楽客や釣り客が一斉に引き上げる時間帯だから河口湖で時間をつぶしてもまたICまで行くのに苦労する。いったん今のうちに河口湖から大月まで高速で行く。大月から先が混むからいったんそこで高速を降りて時間をつぶそう。どこか無い?」
またまた予想外の展開。何も調べてないよ。
えーと・・・。
「都留に芭蕉温泉月待ちの湯というセンター系が、大月には真木温泉という旅館系がある」
「なるべく戻らないルートで無いか? 何なら道志みちの方へ行ってもいいぞ」
「あそこは腐るほどキャンプ場があるから混まないかな。昔のアウトドアブームの頃と違って、今はそんなこと無いのかな。どっちにしろ道志温泉には入ったことがあるし・・・」
「一般道で相模湖まで行ってもいいぞ」
「相模湖まで行けば、秋山ネスパ、五感の里薬師の湯、
藤野やまなみ温泉とよりどりみどりだよ。どれがいいのかさっぱり判らないけど、値段の手頃さなどから藤野やまなみ温泉にしてみよう」
結局もう一つ温泉に寄っていくことにした。
幸い下道は空いていた。
大月で降りて、甲州街道を相模湖へ。
途中、中央道の高架の下を潜ったら、高速は大渋滞しているようすが肉眼でも見て取れた。しめしめラッキーラッキー。
日蓮大橋で相模湖を横断し、県道に入る。五感の里薬師の湯の看板があちこちに立っている。目指すやまなみ温泉はその薬師の湯のさらに先にある。
途中でかなり道が狭くなった。本当にこんなところにあるのかな。
曲がり角のところにやまなみ温泉の看板があった。良かった。