6.下部温泉
下部温泉は武田信玄の隠し湯。道の両側に細長く温泉街が伸びている。
橋を渡って踏切を渡って、以前入ったことのある下部温泉会館を右手に見ながら少し細くなった道をさらに先へ。
ああ、確かに見覚えがある。ペンションなんかにありがちな勘違い風の水色に塗られた外壁。でも建物は外壁の色と釣り合っていない鉄筋コンクリートで古びている。
かがみゆ。
そう、そんな名前だった。
確か記憶では入浴料も結構高かったのでは・・・。
パパが聞きに行って「大人千円だって」
うん、確かその位した。
でもパパは割とここは気に入っていたはずだ。入ってみよう。