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◇◆がんばれ新潟◆◇
雪国のお正月2007

10.立ち寄り温泉は気軽さ優先










 そんなこんなで、ほうほうのていで駐車場まで降りてきたものの、もうみんな体力的に限界だった。
 時間もそろそろ4時になろうとしている。
 もちろん私の「幽谷荘に行きたい」は一瞬で却下された。
 まあそうだろうと思った。
 思ったけど、言ってみただけ。
 旅館のお風呂を借りるには時間も悪いし、精神的にも肉体的にも疲労がピークに達している中、パパはいまいち佇まいがお気に召さない幽谷荘に出向いて、小さめのお風呂に入るという選択は決してしない。
 またまた幽谷荘には縁がなかったというわけ。
 これで二度目だ。
 三度目のチャンスはいつか来るんだろうか・・・。
 はあ~。

 「で、どこか他に立ち寄れる温泉はあるの?」
 「旅館じゃなくて気軽に入れる日帰り温泉で、そこそこ広くて休憩室や露天風呂がついているタイプがいいんでしょ?」
 「そう」
 「・・・幽谷荘に行きたくて上越国際スキー場を選んだけど、万が一のためにもう一ヶ所保険を掛けておいた」
 「えっ?」
 「こんなこともあろうかと、別の温泉を視野に入れた上で上越国際に来たの」




 地図を見ても詳細な道はよく判らなかったが、ナビに電話番号が登録されていたので行き先設定は楽だった。
 パパはそんな近所に日帰り温泉があるとは思わなかったようで、こんな近くなの?と驚いていた。
 上越国際スキー場に行く客が利用する民宿やペンションのある中を抜けて、道なりに少し走ると右手にそれらしい建物が見えてきた。露天風呂らしい一角から湯気が上がっている。
 ここの名はアクエリア

 正月スキー帰りの客でめちゃ混みなのを予想していたが、意外にも駐車場は半分ぐらい空いていた。週末の首都圏のスーパー銭湯温泉なんかと比較したらがらがらもいいところだ。
 駐車場からの入り口が判りにくくて建物を半周してしまった。悩むのは私たちだけでなく、ほぼ同時に着いた別の家族連れもやはりぐるぐると回っていて、先に入り口の表示を見つけた私たちがこっちこっちと教えて上げるとホッとした表情で頷いた。
 日は暮れかけていて外気温が下がっている。
 スキー帰りの私たちは一刻も早く温かいお風呂に入りたい。
 暮れなずむ紫色の空の下、遠くに見えるナイターゲレンデのオレンジ色の灯りが綺麗だった。



やっと入り口を見つけた




5-11アクエリアの露天風呂へ続く


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