子連れ旅行温泉日記の目次子連れ温泉ガイド地熱愛好会 > 子連れ旅行温泉日記 > がんばれ新潟*雪国のお正月2007 > 1-2松代

◇◆がんばれ新潟◆◇
雪国のお正月2007

2.松代










 途中で朝食を取ったりスーパーの買い出しを済ませたりして10時頃にはもう六日町から十日町を目指して253号線を走っていた。
 六日町ではまだ降って間もない雪がほっこりと屋根や木々に乗っている感じだったが、十日町ではもう溶けはじめていて、明らかに記録的大雪だった去年とは違う景色を見せていた。

 トンネルを抜けて松代地区に入る。
 ここは2年前まで新潟県東頸城郡松代町だったが、今は市町村合併で十日町市の一部になっている。
 北越急行ほくほく線の駅名に、今も「まつだい」の名が残る。
 そのまつだい駅の駅舎には道の駅まつだいふるさと会館が併設されていて、ここの1階で扱っている藻塩が我が家のお気に入り。
 藻塩を買ったついでに駐車場からワカイ測量に電話を入れてみた。

 ワカイ測量の若井さんがこれから行く貸民家みらいの家主さんだ。
 古民家を再生してレンタルしているだけでなく、全国第1号のどぶろく特区酒造免許を取得してどぶろくを製造したり、納豆やママレードを作って売ってみたり、いろいろなことを試している。
 みらいを訪ねる度に、今度の新製品は何だろうと楽しみになるくらいだ。
 電話に出たのは若井さん本人ではなく奥様だった。
 奥様は貸民家業にはノータッチだと伺っていたので、かつて知ったる2号館、パパは直接行かせていただきますと伝えて電話を切った。


十日町から松代へ向かう途中の景色

左はまつだい駅前の道の駅まつだいふるさと会館  右は池尻地区に入って、みらい2号館へ向かうところ



 みらい2号館は松代の池尻という地区にある。
 松之山温泉に出やすい場所だ。
 集落への曲がり角には郷土資料館と書かれたお城の形の表示が立っている。
 お城には金の鯱がついているのだが、何故か片方だけ。
 後で裏へ回ってみたら、反対側の鯱は裏に折れ曲がっていた。

 去年は道も雪で真っ白だったが、今年はアスファルトが剥き出しだ。
 左手に一軒、無人の古民家があって、その先。
 あったあった、みらい2号館だ。
 もしかして留守だった若井さんが既に先回りしているんじゃないかとちらっと思ったが、玄関前の雪には足跡一つ付いていなかった。

 そして私たちが車から降りてさあ玄関に向かおうとしたまさにそのとき、赤い小型除雪機を載せた軽トラックが目の前に停まって、「しまったー。間に合わなかった」と呟きながら若井さんが登場した。



雪の中に待っていた、貸民家みらい2号館




1-3貸民家みらい2号館へ続く


がんばれ新潟*雪国のお正月2007 目次 | 子連れ温泉ガイド地熱愛好会HOME