◇◆がんばれ新潟◆◇
雪国のお正月2007
挨拶を終えた後、我が家の顔ぶれを見ると、ああお正月だーと思いますよと、若井さんは言った。
それもそのはず。
みらいで年末年始を過ごすのはこれで三年目だ。
すっかりお正月の顔として定着してしまったらしい。
若井さんは手際よく玄関までのアプローチを除雪して、私たちを中へ招き入れた。
スリッパを履いて中に入ると、去年と同じ囲炉裏の間、景色の良い浴室、中央の部屋の天井近くに並ぶ神棚、昭和の香り漂う台所など何も変わっていない。
部屋から部屋へ移動しながら石油ストーブや炬燵のスイッチを入れて回る。
どうせ暖まるまで少し時間がかかるのだ。
2階に昇る階段の入り口は頭をぶつけそうになるくらい低くなっている。
階段は途中で二手に分かれ、左右それぞれの部屋に繋がっている。
広い方の部屋を四人家族の私たちが使わせてもらい、二間続きで窓の大きい方の部屋を去年同様yuko_nekoさんたちに使ってもらおう。
若井さんが帰ってしまう前に湯たんぽも確認。この古い民家ではこれが必需品なのだ。