13.番台のある温泉
六日町の公衆浴場、中央温泉は郵便局から少し裏手に入ったところに入り口があるので場所を聞いていなかったらきっと判らなかった。
ちょうど入り口近くがぬかるんでいて靴がさらにぬれてしまった。
入り口から既に男湯と女湯が別れていて、暖簾とお正月飾りが下がっている。
朝10時から夜11時までの営業だが、「夜 十一時にお出でいただいても ごゆっくりと 十一時を過ぎても ご入浴をお楽しみ下さい」と張り紙にある。
ドアを開けると入り口に昔懐かしい番台があり、男湯女湯両方から入浴料が徴収できるようになっている。
狭い入り口で靴を脱いでいると、さらにもう一人入浴客がやってきて回数券を払っていた。
案の定靴の中も靴下もびしょびしょだった。ジーパンの裾もだ。仕方ない。帰りのことはまたお風呂上がりに考えるとして、とにかく早く入ろう。