4.手打ちラーメン柳屋
黙ってついていくと、すぐにこぢんまりしたラーメン屋があった。
手打ちラーメン柳屋と暖簾が下がっている。
三世帯家族らしい一組の先客がいて、さらに私たちが席に着くともういっぱいのキャパだ。
パパはタンメンを頼んだ。私はバターラーメン。大人二人分から子供二人に取り分けてちょうど良いくらいだろう。
パパはがっちゃんがラーメンと丼もののふたつをいっぺんに注文するのを見て目を丸くしていた。
「・・・誰が胃潰瘍だったって?」
バターラーメンも美味しかったが野菜の沢山入ったタンメンはもっと美味しかった。
途中で丼を交換して両方味見してみた結果だ。
ラーメンというとつい、夏に
宝川温泉近くで入った
ラーメン武尊のことが話題に上る。
あそこも味は美味しかったし店の人の対応も良かったのだが・・・
「ほとんど喧嘩を売っているような量だったよね」とyuko_nekoさん。
「そうそう」
食べきれない量だった。
私たちは旅先でラーメン屋に入ると、だいたい「当たり」だ。
今思い返しても、美味しくなかったところは記憶に無い。
しかしyuko_nekoさんに言わせると、ラーメン屋は外す可能性が高いとのこと。
特に群馬では酷いところにあたる可能性が高かったりして、ほとんどお湯に麺を突っ込んだだけみたいな店もあるんだよと聞いてびっくりだ。