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がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

12.スノーキャンドル



 子供たちはジャーに残っていたご飯をおにぎりにしてあげるとぱくぱくと食べて、おかずにはお節の残りの伊達巻きなどつまんでいた。
 もうそれでお腹いっぱいになって後は遊んでいたが、しまいにはぐずぐず言い始めたのでパパがスノーキャンドルを見せてあげると言い出した。
 えっ、でもスノーキャンドルを作るには時間がかかるんじゃないの?
 パパについて外に出ていった子供たちが「うわー」「きれーい」と言っている声が聞こえた。
 今から作るんじゃなくて、もうできてるの?
 何時の間に作ったんだろう。
 レナが戻ってきて「ママたちも見に来ないといけない」と言う。
 庭に出るだけでも寒いのでコートを着て帽子を被る。
 カメラを持って出てみると、出来上がっていたスノーキャンドルは考えていたものと違った。
 前にグランデコで教えてもらったタイプのスノーキャンドルではなくて、日光の雪とうろう祭りで見たような感じだった。
 雪の壁に窪みを作って蝋燭を灯してあるのだ。
 また気合いを入れて沢山作ってある。
 「いやー、これは綺麗だねー、うんうん、綺麗だ綺麗だ」
 と、口先ばかりでさっさと家の中に戻ろうとする私に、パパはムッとしたように「それだけ?」
 だって寒いんだもん。


みらい2号館玄関前に作られたスノーキャンドル


 それが終わるとパパは子供たちをお風呂に入れて寝かさなくてはいけないと言い出した。
 時間も既に9時半になろうとしているのでそれは至極尤もだ。というか、遅すぎるくらいだ。
 だから言っていることは正しいのだが、言いながらパパは炬燵に横になって自分が寝てしまった。
 ・・・あのね。

 というわけで、私とyuko_nekoさんの二人で子供たちをお風呂に入れ、みんなの湯たんぽを作って布団に入れて回った。
 お疲れだったがっちゃんも、子供たちと一緒に布団に入って寝てしまった。
 残された女二人、囲炉裏端で語り合う。
 まだ夜は長い。
 グラスを傾けながら、もうちょっと男には聞かせられない話でもしていようか。



4-1.鷹の湯へ行くなんて聞いてないぞへ続く


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