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がんばれ新潟■雪国のお正月*2006■

4.湯船から杉林と雪原をのぞんで



 当然お風呂も貸切状態だった。
 思っていたより狭い作りで、タイル張りの浴室に長方形の浴槽がひとつ。
 窓は広いが湯気が籠もって曇ってしまっていて閉塞感がある。
 お湯は相当熱かった。
 ホースで水を引き込まないととても子供は入れなかった。
 一応じょうもんの湯は松之山温泉郷の8つの源泉のうちひとつなのだが、いわゆる松之山らしい油臭や濃厚な塩分のようなものとは無縁だ。
 肌触り以外、ほとんどこれといって特徴がない。
 自然湧出しているとはいえ、13度の冷鉱泉。加熱循環して塩素投入もやむなしというところ。
 ただ景色は良かった。
 窓を開け放つと、冷たい風とともに粉雪が舞い込んできて、その向こうは杉林と雪原だった。


おふくろ館の浴室 そしてお風呂から見る窓の外の景色




2-5.手打ち蕎麦と玄米うどんとあんぼへ続く


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