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がんばれ新潟 *古民家で過ごす夏休み*

2.峠を越えて日本海へ



 蓬平から柏崎へ抜ける国道252号線へ出るには西側の県道12号線を使うルートと東側の県道219号線を使うルートと二本ある。
 219号線というのは松代岡野町線とも呼ばれ、芝峠温泉を経由して見るからに細い山道を登っていくことになる。
 もちろん冬季は通行止めだ。
 行きはこちらのルートを使うことにした。
 途中で左側に立派な棚田が見えた。
 棚田は日本の原風景として、旧松代町の名物の一つだった。
 よくこんなと思われるほど不便な山の斜面に段々に田んぼが作られている。
 翌日知ったが、ここは松代の棚田マップにも載っている清水という集落の棚田だった。


県道219号線で峠を越える 松代の清水地区の棚田


 山を越えると川沿いに出る。
 鯖石川で、国道252号線はこの川に寄り添うように伸びている。
 柏崎が近づくに連れて車窓の景色は川の堆積物が作り上げた扇状平野の様相を帯びてきた。
 棚田と違い、平らな大地に整然と区画された稲田。
 いっせいに緑の稲の葉が風になびいている。
 新潟といえば米どころ。
 これらが全て実って、みんなの食卓に並ぶのだ。
 台風は太平洋上にいるので、日本海に近づけば近づくほど空は晴れてくる。
 最後に海へ出るとは思えない見通しの悪い道を通り、左側に大きな作り物の鯨が見えてくるとまもなく鯨波海水浴場。


県道219号線はこんな細いところもあって冬季通行止めは頷ける 日本海が近づくと、米どころ新潟らしい景色が広がる
このあたりはリアトリスも名産? この鯨の向こうに鯨波海水浴場




2-3.海の家 千鳥へ続く


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