7.ナステビュウ湯の山
郵便局などのある松之山中心地で国道から県道に折れる。
ナステビュウはこの県道80号線沿いにある。
到着する頃には小雪がちらつき始めた。
かなり豪華で立派な建物で、入り口入った時点で既にアブラ系の臭いが漂っている。
館内には子連れが多く、赤ちゃんを抱っこしたお母さんの姿もあちらこちらに。
カナもレナも女湯についてきた。
脱衣所はかなり混んでいる。やっぱり年末年始というとどこの温泉も混んでいるんだろうな。そうすると旅館系のお風呂は断られることが多いから、今回の旅行は混雑は覚悟の上でセンター系ねらい打ちしかないかもしれない。
脱衣所のベビーベッドはなんと二つもあった。
赤ちゃんのおむつを替えていたお母さんがロッカーの横にくくりつけられたビニール袋をひとつ取っておむつを入れた。
このビニール、ご自由にお使い下さいと書いてある。
これは便利。ぬれたタオルを入れるのにもお役立ちだね。
お風呂は内湯と露天風呂とある。
浴室に入ったとたんくらっとくる臭い。
華やかな灯油というか石油のような臭いに薬のような苦い臭い。さらにローソクが燃えるときの臭いがする。とても強い。
お湯は内湯は適温だった。
浴槽内に圧注浴用の穴が開いているが、今は稼働していない。
色も綺麗な緑色だった。
はあー、これが天下の松之山温泉かー。
いっぺんで気に入ってしまった。
露天風呂へ移動してまたびっくり。
こんなに景色がよいとは想像していなかった。
転落防止に金属の檻のようなものがあるが、ちょうど谷間を見下ろす感じ。素晴らしい雪景色。
中央と谷側の二ヶ所からお湯がそそがれ、谷側の鋭い筒の湯口は熱湯注意と書かれている。
内湯よりかなり熱く、子供たちは入るのに躊躇した。
でも寒いので意を決して中に入る。
馬曲温泉のように雪だるまが作れるかと思ったが、ここは浴槽から手を伸ばして取れる雪はほんの少しだった。
その代わり別のおもちゃが見つかった。
湯の花だ。
ここの湯の花がまた仰天もの。
野沢温泉の湯の花は巨大で凄いと思ったが、ここのは更に度肝を抜くサイズ。
なんと全長30センチ。
うっそー、というくらい長い。
沢山は無い。探して歩き回るとあるある、あちらこちらに沈んでいる。
ちょうど伸びきった輪ゴムみたいな色と感触だ。思わず子供たちもあれやこれや物色しては、自分の方が長いのを見つけたと大はしゃぎ。
先ほど脱衣所は大混雑だと思ったが、ちょうど入れ違いにみな上がってしまったと見えて、露天風呂は私たち一家で貸しきりだった。