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◆◇九州温泉巡り旅行記◇◆
阿蘇-長湯温泉-黒川温泉

10.小松地獄の遊歩道その2






 さらに歩くと両側から蒸気が噴き出して、雲の中を歩いているような感じになってきた。
 途中で左手に1分ぐらいで一周できる木道のコースがあって、その周囲はもうボコボコと音を立てて湧いている小さな熱湯の湯だまりだらけ。ここで二組ぐらいの観光客とすれ違った他、ほとんど人がいない。




 この木道の脇には「たまごむし場」なるものもあった。
 さっきの地元住民用のリスクの高い井戸ではなく、木道のすぐ脇のここなら観光客でも蒸し卵が作れるらしい。
 一応温度は92度。卵は約9分で茹で上がるらしい(この温度だと温泉卵にはならないよ。普通のゆで卵だね)。
 棒と籠か耐熱ネットでも持って来れば誰でも卵が茹でられそう。


ちゃんと親切に一般向けのたまごむし湯もありました。ただし卵と道具を持ってこないと作れないね。


 ゆっくり歩いて10分ぐらいで遊歩道の終点に着いた。
 終点なのかよく判らないが建物の敷地内に続いている感じなので引き返した。
 六角形の浴室らしい建物があったが、それは九州大学の保養所の浴室だったようだ。




ぼこぼこと灰色の泥(灰?)の中からいくらでも温泉が湧いてくる


 歩いているうちにお腹が空いてきた。
 もうじき筋湯温泉に到着する。
 事前に筋湯温泉の公式サイトから筋湯温泉絵地図というイラスト調の可愛らしい地図をプリントアウトしてきたので、それを見るとそこそこの温泉街を形成している温泉地のようだ。
 ここならきっと美味しい昼食にありつけるに違いない。
 それに筋湯には共同浴場が三ヵ所ある。
 正確には筋湯で一番有名な「うたせ湯」というそのまんま日本一の打たせ湯がある共同浴場と、薬師湯と、露天岩ん湯の三ヵ所。
 うたせ湯はともかく、薬師湯と岩ん湯は離れているのに男湯と女湯の扱いで、日替わりになっている。
 つまり、薬師湯か岩ん湯を利用する場合は男女で別の場所に行かなきゃいけないってこと。変わった仕組みだ。
 地図で見るとこの二ヶ所は5分ぐらい離れているように見えたので、まあ日本一のうたせ湯にも興味があるし、とりあえず温泉街の中央にあるうたせ湯を目指すことにした。
 一風呂浴びてから昼食にしよう。





3-11筋湯温泉街へ続く


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