実は現在の
御前湯こそドイツ風で新しいが、元々御前湯は江戸時代の藩主の湯屋であった。
さらに昭和10年の段階で既にドイツ風の外観の共同浴場に建て替えられていた。
というわけで、長湯温泉はドイツと国際交流を深めていて、館内には世界最古の温泉療養地を名乗っているドイツ バートナウハイムの浴室セットなども展示されている。
ちなみに外観はこんだけドイツ風なのに、大広間休憩室は何故か和風。
テラス風の入り口前には飲泉所があり、たらたらと流れるお湯がその成分で周辺を赤茶色に染めている。
中に入ると受付にいたおじさんがゆっくりしていってと親切に声を掛けてきた。
昨日の
万象の湯や
ラムネ温泉館と比べて館内が広く感じる。
なんというかいい意味で無駄な空間が多くそれがゆったりとしている。
朝なのでまだ他のお客さんがいないことも広さを感じる理由かもしれない。でもこの施設は朝6時から営業しているのだ。
本当に観光客向けの日帰り温泉と言うより地元向けの共同浴場みたいな時間設定だ。